第26回 問題24【令和5年度 ケアマネ試験 介護支援分野】

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問題24 Aさん(80歳女性)は、最近、閉じこもりがちになり、体力が低下してきた。同居する娘は心配になって市役所に相談し、要支援1の認定を受けた。地域包括支援センターから委託を受けて、介護支援専門員が訪問したところ、娘は「母にはいつまでも元気でいてもらいたいが特に希望するサービスはない」と言う。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.特に希望するサービスがないので、今のところ支援の必要がないと考え、しばらく様子を見るよう娘に伝える。
2.指定訪問介護の生活援助を紹介する。
3.指定認知症対応型共同生活介護を紹介する。
4.Aさんの社会参加の状況や対人関係を把握する。
5.地域ケア会議などにおいて生活機能の改善のために必要な支援を検討する。

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解答

4、5

解説

 設問のように「特に希望するサービスがない」という場合でも、Aさんと娘が気づいていないだけで、介護ニーズが生じている可能性もあります。この可能性を探るために、選択肢「4.Aさんの社会参加の状況や対人関係を把握する。」と「5.地域ケア会議などにおいて生活機能の改善のために必要な支援を検討する。」という対応は適切であり、解答は◯になります。
 また、同じ理由で「1.特に希望するサービスがないので、今のところ支援の必要がないと考え、しばらく様子を見るよう娘に伝える。」の解答は×になります。

 「2.指定訪問介護の生活援助を紹介する。」と「3.指定認知症対応型共同生活介護を紹介する。」は、Aさんの介護ニーズが判然としていない現段階では早計であるため、解答は×になります。

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