第28回 問題9【令和7年度 ケアマネ試験 介護支援分野】

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問題9 介護保険における第1号被保険者の保険料について正しいものはどれかに3つ選べ。
1.被保険者は、普通徴収と特別徴収のいずれかを選択することができる。
2.保険料率は、おおむね3年を通じ財政の均衡を保つことができるものでなければならない。
3.所得段階別定額保険料である。
4.市町村が条例で定める。
5.生活保護受給者の場合は、免除される。

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解答

2、3、4

解説

1.被保険者は、普通徴収と特別徴収のいずれかを選択することができる。
→×

 設問のような選択はできません。第1号被保険者のうち、老齢・退職年金、遺族年金、障害年金の受給者で、受給額が年額18万円以上の者は、特別徴収(年金から天引き)となります。
 無年金者と低年金者(年額18万円未満)は、普通徴収(納入通知書による納付)となります(2025ユーキャン速習レッスンP130、十訂基本テキスト上巻P66~)。そのため、解答は×になります。

特別徴収・普通徴収の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
第1号保険料について、◯か×で答えなさい Q1 第1号被保険者の保険料率は、年度ごとに算定する。 解答を見る > ...
2.保険料率は、おおむね3年を通じ財政の均衡を保つことができるものでなければならない。
→◯

 設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP129、十訂基本テキスト上巻P65)。

3.所得段階別定額保険料である。
→◯

 設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP129・P130、十訂基本テキスト上巻P66)。

4.市町村が条例で定める。
→◯

 設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP129、十訂基本テキスト上巻P65)。

5.生活保護受給者の場合は、免除される。
→×

 第1号被保険者が生活保護受給者の場合であっても、保険料は免除されません。この場合、保険料の分が生活保護の生活扶助に上乗せされるので、そこから納付することになります(2025ユーキャン速習レッスンP130・P132・P428、十訂基本テキスト上巻P67・P69・下巻P475)。そのため、解答は×になります。

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