第27回問題4【令和6年度ケアマネ試験介護支援分野】

問題4　介護保険法に定める都道府県の責務として正しいものはどれか。2つ選べ。

１．介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。

２．介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。

３．介護保険事業が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。

４．認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。

５．高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。

解答

2、4

１．介護報酬の算定基準を適切に設定しなければならない。
→×

　介護報酬の算定基準を設定するのは、国の責務です（2025ユーキャン速習レッスンP39、十訂基本テキスト上巻P55）。そのため、解答は×になります。

２．介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。
→◯

　設問のとおりです（2025ユーキャン速習レッスンP36、十訂基本テキスト上巻P57）。

３．介護保険事業が効率的に行われるように、年金保険者を指導・監督しなければならない。
→×

　設問のような内容は規定されていません（2025ユーキャン速習レッスンP36～、十訂基本テキスト上巻P57～）。そのため、解答は×になります。

４．認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。
→◯

　介護保険法第5条の二において、設問の内容が規定されています。そのため、解答は◯になります。

介護保険法
第五条の二　国及び地方公共団体は、認知症に対する国民の関心及び理解を深め、認知症である者への支援が適切に行われるよう、認知症に関する知識の普及及び啓発に努めなければならない。

５．高齢者が経済活動に参加することを促さなければならない。
→×

　設問のような内容は規定されていません（2024ユーキャン速習レッスンP36～、十訂基本テキスト上巻P57～）。そのため、解答は×になります。