
解答
2、3、4
解説
→×
「明確化」には、「物事をはっきりさせること、ある事柄について真偽を明らかにすること」といった意味があります。
また、相談援助者が代わりに意思決定を行うのではなく、クライエントの自己決定を尊重することが大切です(これは「バイステックの7原則」のひとつです。2025ユーキャン速習レッスンP349、十訂基本テキスト下巻P431)。そのため、解答は×になります。
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① クライエントを個人として捉える(個別化)
② クライエントの感情表出を大切にする(意図的な感情の表出)
③ 援助者は自分の感情を自覚し、吟味する(統制された情緒的関与)
④ クライエントの全人間像の受容
⑤ 時と場を超えてクライエントに対する非審判的態度
⑥ クライエントの自己決定の最大限の尊重
⑦ 秘密保持
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→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP351、十訂基本テキスト下巻P435)。
→◯
クローズドクエスチョン(閉じられた質問)とは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問のことをいいます。これを用いることで、クライエントの話す内容を明確化し、焦点を当てることにも役立ちます(2025ユーキャン速習レッスンP353、十訂基本テキスト下巻P445)。
| クローズド クエスチョン (閉じられた質問) |
●「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問。
●クライエントの語る内容を明確化し、焦点を当てることが可能。
●頻回に用いると、クライエントの意向を制限してしまうことにもなる。
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オープン クエスチョン (開かれた質問) |
●クローズドクエスチョンでない質問。
●クライエント自身の選択や決定による答えを見つけることを促すことができる。
●重複する質問、「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、クライエントの戸惑いを増幅させてしまいがち。
●「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、聞く側の「納得できない」という気持ちを含むため、クライエントが防衛的になってしまいがち。
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→◯
面接技術では、ジェスチャー、表情、声の抑揚などの非言語的コミュニケーションも重要となります(2025ユーキャン速習レッスンP352、十訂基本テキスト下巻P442)。そのため、解答は◯になります。
なお、コミュニケーションには、言語が20~30%、非言語が70~80%含まれています。
| 言語 |
●情報の内容を伝える。
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| 非言語 |
●ジェスチャー、表情、姿勢、うなずき、媒介的要素(声のトーン、抑揚、高低などの準言語)など。
●思い、気持ち、感情を伝える。
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| 言語と非言語は、相反するメッセージを伝えることが多くあるため、よりいっそう耳を傾けることが大切。 | |
→×
円滑なコミュニケーションが可能となるよう、阻害要素を軽減することが大切になります(2025ユーキャン速習レッスンP352、十訂基本テキスト下巻P441)。そのため、解答は×になります。
| 物理的雑音 | 大きな音や耳障りな音、不快な環境など |
| 身体的雑音 | 疾病による視覚や言語の障害など |
| 心理的雑音 | 心理的防衛機能(精神的な安定を図ろうとして、不安・苦痛・罪悪感・恥などの感情や本能を無意識化すること) |
| 社会的雑音 | 偏見や誤解に基づく先入観など |



