第27回問題47【令和6年度ケアマネ試験福祉サービス分野】

問題47　ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

１．クライエントと相談援助者が目標達成に向けて取り組むことは、重要である。

２．支援計画は、具体的に立てるよりは、できる限り抽象的に立てることが望ましい。

３．支援を終結する際は、終結に伴うクライエントの不安に十分配慮することが重要である。

４．スーパービジョンの主な目的は、クライエントへの支援の向上とサービスの質の確保のための相談援助者の養成である。

５．アウトリーチとは、個人情報を適切に管理・保護することである。

解答

1、3、4

１．クライエントと相談援助者が目標達成に向けて取り組むことは、重要である。
→◯

　相談援助者は、相談面接を通してクライエントと信頼関係を築き、情報を交換して、目標達成に向けた共同作業を行っていきます（2025ユーキャン速習レッスンP350、十訂基本テキスト下巻P433）。そのため、解答は◯になります。

２．支援計画は、具体的に立てるよりは、できる限り抽象的に立てることが望ましい。
→×

　支援計画では、抽象的な目標ではなく、できるだけ具体的な目標を設定するようにします（2025ユーキャン速習レッスンP351、十訂基本テキスト下巻P437）。そのため、解答は×になります。

３．支援を終結する際は、終結に伴うクライエントの不安に十分配慮することが重要である。
→◯

　終結においては、クライエントは不安などの感情を抱くことがあるため、今後の見通しなどについて十分に説明して理解してもらうことが大切になります（2025ユーキャン速習レッスンP351、十訂基本テキスト下巻P437・P438）。そのため、解答は◯になります。

４．スーパービジョンの主な目的は、クライエントへの支援の向上とサービスの質の確保のための相談援助者の養成である。
→◯

　「スーパービジョン」とは、相談援助者が自らの認識や行動について、先輩や上司（スーパーバイザー）に相談し、助言を求めることをいいます（2025ユーキャン速習レッスンP351、十訂基本テキスト下巻P438）。そのため、解答は◯になります。

５．アウトリーチとは、個人情報を適切に管理・保護することである。
→×

　「アウトリーチ」とは、「支援を必要とする人に対し、積極的に出向いて働きかけるプロセス」のことです（2025ユーキャン速習レッスンP355～、十訂基本テキスト下巻P447～）。そのため、解答は×になります。