第25回 問題38【令和4年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題38 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐには元に戻らない場合は、脱水を疑う。
2.薬の服用時間における食間とは、食事中に服用することである。
3.言葉が出てこない、又はろれつが回らないという症状が突然生じた場合は、脳卒中の可能性がある。
4.転倒による頭部打撲後、すぐに意識障害が起こらなければ問題はない。
5.前立腺肥大症の場合、尿意を感じたら、早めにトイレに行くよう心がける。

猫の写真

解答

1、3、5

解説

1.手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐには元に戻らない場合は、脱水を疑う。
→◯

 脱水では、めまい、ざるさ、顔が赤くなる、舌の乾燥、排尿回数の減少、体重減少、血圧低下、微熱、頻脈などがみられます。皮膚の緊張の低下(手の甲の皮膚をつまみ上げてもすぐに戻らないなど)も特徴的な症状です(2024ユーキャン速習レッスンP178、十訂基本テキスト下巻P9・P184)。

 脱水が進むと、起立性低血圧(立ちくらみ)、全身倦怠感、頭痛、吐き気、食欲不振などが起こります。さらに進行すると、意識障害を引き起こすこともあります。

2.薬の服用時間における食間とは、食事中に服用することである。
→×

 「食間」は、食事中に服用することではなく、食事と食事の間(2時間前後が目安)に服用することです(2024ユーキャン速習レッスンP268、十訂基本テキスト下巻P351)。

3.言葉が出てこない、又はろれつが回らないという症状が突然生じた場合は、脳卒中の可能性がある。
→◯

 脳血管障害(脳卒中)の症状には、言葉が出てこない(失語)、ろれつが回らない(構音障害)があります(2024ユーキャン速習レッスンP188・P244、十訂基本テキスト下巻P96・P294)。

4.転倒による頭部打撲後、すぐに意識障害が起こらなければ問題はない。
→×

 急変時の初期対応は、予後に影響します。ですので、在宅療養支援診療所や在宅支援病院などと連携し、対応の仕方や受診先などをあらかじめ確認しておくことが重要です(2024ユーキャン速習レッスンP283、十訂基本テキスト下巻P172~)。

5.前立腺肥大症の場合、尿意を感じたら、早めにトイレに行くよう心がける。
→◯

 前立腺肥大症による下部尿路閉鎖により、溢流性尿失禁(尿が膀胱内に多量に溜まって漏れる)となることがあるため、早めにトイレに行くことが大切になります(2024ユーキャン速習レッスンP181、十訂基本テキスト下巻P12)。

尿失禁の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
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