第27回 問題31【令和6年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
問題31 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.入院中から退院後の生活に向けた準備を進めることが望ましい。
2.退院前カンファレンスには、利用者・家族は出席できない。
3.介護支援専門員には、退院前カンファレンスにおいて、病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められる。
4.介護支援専門員は、常に医学的立場に立って治療法について助言すべきである。
5.退院後の利用者を担当する介護支援専門員は、退院後の状況を入院していた病院に報告することが望ましい。

猫の写真

解答

1、3、5

解説

1.入院中から退院後の生活に向けた準備を進めることが望ましい。
→◯

 利用者の入院期間中も医療職と連携し、退院後の生活に関わる情報(セルフケア力、家族の介護力、住環境など)を伝えるようにします(2025ユーキャン速習レッスンP263、十訂基本テキスト下巻P29)。そのため、解答は◯になります。

2.退院前カンファレンスには、利用者・家族は出席できない。
→×

 退院前カンファレンスに、利用者・家族が出席することは可能です(2025ユーキャン速習レッスンP264、十訂基本テキスト下巻P31)。そのため、解答は×になります。

 また、利用者の在宅介護に関わるチームのメンバー(在宅主治医、介護支援専門員、訪問看護師、理学療法士など)も出席することが可能です。

3.介護支援専門員には、退院前カンファレンスにおいて、病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められる。
→◯

 時間的な制約などにより、在宅支援の関係者が退院前カンファレンスに出席できないときには、出席した介護支援専門員には、その在宅支援の関係者に情報を伝える役割(橋渡し役)が求められます(2025ユーキャン速習レッスンP264、十訂基本テキスト下巻P31)。そのため、解答は◯になります。

4.介護支援専門員は、常に医学的立場に立って治療法について助言すべきである。
→×

 介護支援専門員は医療の専門職ではないため、「常に医学的立場に立って治療法について助言すべき」とは言えません。そのため、解答は×になります。

 介護支援専門員には、選択肢3にあるように、病院関係者と在宅支援の関係者の橋渡し役になることが求められます。

5.退院後の利用者を担当する介護支援専門員は、退院後の状況を入院していた病院に報告することが望ましい。
→◯

 入退院を繰り返す利用者などの場合、退院後の利用者の状況を病院に報告することで、退院前カンファレンスでの内容を検証することができ、これによって利用者の在宅生活の継続に繋げます(2025ユーキャン速習レッスンP264、十訂基本テキスト下巻P33)。そのため、解答は◯になります。

トップへ戻る