問題29 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.リハビリテーションは、終末期にある者には行ってはならない。
2.要介護1の者は、介護予防通所リハビリテーションの対象となる。
3.退院後の訪問リハビリテーション計画の作成に当たっては、入院中のリハビリテーションの情報を把握する。
4.片麻痺のある者がベッドから車いすに移乗する場合には、車いすをその人の健側に置くとよい。
5.歩行障害に対するリハビリテーションでは、杖や装具の活用を検討する。

解答
3、4、5
解説
1.リハビリテーションは、終末期にある者には行ってはならない。
→×
→×
終末期にある者に対しても、最後までその人らしい生活を送れるよう、維持期のリハビリテーションが提供されます(2025ユーキャン速習レッスンP243、十訂基本テキスト下巻P285)。そのため、解答は×になります。
2.要介護1の者は、介護予防通所リハビリテーションの対象となる。
→×
→×
介護予防通所リハビリテーションの対象となるのは、要支援1・2の人だけです。要介護1~5の人は対象とはなりません(2025ユーキャン速習レッスンP62~、十訂基本テキスト上巻P91)。そのため、解答は×になります。
なお、要介護1~5の人は、通所リハビリテーションの対象となります。
3.退院後の訪問リハビリテーション計画の作成に当たっては、入院中のリハビリテーションの情報を把握する。
→◯
→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP303、十訂基本テキスト上巻P490)。
4.片麻痺のある者がベッドから車いすに移乗する場合には、車いすをその人の健側に置くとよい。
→◯
→◯
片麻痺のある人は基本的に、健側の手で柵につかまる、健側の足を下ろして座るといった動作をします。そのため、車いすを健側に置くことで、こうした動作がスムーズに行うことができ、移乗しやすくなります。そのため、解答は◯になります。
5.歩行障害に対するリハビリテーションでは、杖や装具の活用を検討する。
→◯
→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP245、十訂基本テキスト下巻P294)。



