第28回 問題39【令和7年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題39 臨死期の徴候について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.規則正しいリズムの呼吸
2.意識レベルの低下
3.四肢冷感
4.尿量増加
5.喘鳴

猫の写真

解答

2、3、5

解説

1.規則正しいリズムの呼吸
→×

 臨死期には、規則正しいリズムの呼吸ではなくなり、チェーンストークス呼吸(小さな呼吸→大きな呼吸→小さな呼吸→一時的に無呼吸、という呼吸を繰り返すもの)がみられます(2025ユーキャン速習レッスンP294、十訂基本テキスト下巻P333)。そのため、解答は×になります。

 そして、下顎呼吸(顎だけが弱々しく動く呼吸)が始まると、臨終が近いことを意味します。

2.意識レベルの低下
→◯

 臨死期には、意識の混濁、意味不明な言動や混乱(せん妄)がみられ、その後、昏睡状態となります(2025ユーキャン速習レッスンP294、十訂基本テキスト下巻P331)。そのため、解答は◯になります。

3.四肢冷感
→◯

 臨死期には、手足の先端にチアノーゼ(皮膚などが青紫色である状態)が現れ、冷感がみられます(2025ユーキャン速習レッスンP295、十訂基本テキスト下巻P330)。そのため、解答は◯になります。

4.尿量増加
→×

 臨死期には尿量が減少し、尿の色は濃くなります(2025ユーキャン速習レッスンP294、十訂基本テキスト下巻P330)。そのため、解答は×になります。

5.喘鳴
→◯

 臨死期には、呼吸をするたびに喉元でゴロゴロと音がする状態(死前喘鳴)がみられます(2025ユーキャン速習レッスンP294、十訂基本テキスト下巻P333)。そのため、解答は◯になります。

 なお、臨死期に息切れや苦しさがある場合は、姿勢のくふうやベッドの角度調整などを行うことが有効です。

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