問題2 2018(平成30)年度の介護保険給付(介護給付及び予防給付)の状況として正しいものはどれか。3つ選べ。
1.給付費は、約14兆円となっている。
2.給付費は、前年度に比べて増加している。
3.居宅サービス、地域密着型サービス及び施設サービスのうち、施設サービスに係る給付費が最も多い。
4.地域密着型サービスに係る給付費は、居宅サービスに係る給付費よりも少ない。
5.第1号被保険者1人当たりの給付費は、平均約26万円である。
解答
2、4、5
解説
1.給付費は、約14兆円となっている。
→×
→×
給付費は、9兆6,266億円となっています(2024ユーキャン速習レッスンP30、十訂基本テキスト上巻P39)。そのため、解答は×になります。
2.給付費は、前年度に比べて増加している。
→◯
→◯
前年度は9兆4,443億円なので、増加しています(2024ユーキャン速習レッスンP30、十訂基本テキスト上巻P38)。そのため、解答は◯になります。
3.居宅サービス、地域密着型サービス及び施設サービスのうち、施設サービスに係る給付費が最も多い。
→×
→×
厚生労働省が公表している「平成30年度 介護保険事業状況報告(年報)」(以下、「報告」と表記)によると、給付費の内訳は、居宅サービスは 4兆5,184億円、地域密着型サービスは 1兆5,451億円、施設サービスは2兆9,944億円で、最も多いのは居宅サービスです。そのため、解答は×になります。
平成30年度 介護保険事業状況報告(年報)について紹介しています。
4.地域密着型サービスに係る給付費は、居宅サービスに係る給付費よりも少ない。
→◯
→◯
設問のとおりです(選択肢3の解説を参照)
5.第1号被保険者1人当たりの給付費は、平均約26万円である。
→◯
→◯
「報告」によると、第1号被保険者1人あたり給付費(総数)の全国平均は、居宅サービスでは128,000円、地域密着型サービスでは44,000円、施設サービスでは85,000円、合計では257,000円となっています。そのため、解答は◯になります。