問題3 社会保険方式の特徴として正しいものはどれか。3つ選べ。
1.国民の参加意識や権利意識を確保し、加入者に受給権を保障する仕組みである。
2.リスク分散の考え方に立つことで、社会保障の対象を一定の困窮者から国民全体に拡大した普遍的な制度となっている。
3.社会保険制度の財源は、原則として公費である。
4.保険料を納付しない者や制度への加入手続をとらない者は、給付を受けられないことがある。
5.給付は、受給者があらゆる資産を活用することを要件として行われる。
解答
1、2、4
解説
1.国民の参加意識や権利意識を確保し、加入者に受給権を保障する仕組みである。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP34、十訂基本テキスト上巻P25~)。
2.リスク分散の考え方に立つことで、社会保障の対象を一定の困窮者から国民全体に拡大した普遍的な制度となっている。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP34、十訂基本テキスト上巻P25~)。
3.社会保険制度の財源は、原則として公費である。
→×
→×
社会保険制度の財源は、原則として保険料です(2024ユーキャン速習レッスンP34、十訂基本テキスト上巻P25~)。そのため、解答は×になります。
なお、財源が原則として公費なのは、社会扶助方式です。
4.保険料を納付しない者や制度への加入手続をとらない者は、給付を受けられないことがある。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP34、十訂基本テキスト上巻P25~)。
5.給付は、受給者があらゆる資産を活用することを要件として行われる。
→×
→×
社会保険には、設問のような要件はありません(2024ユーキャン速習レッスンP34、十訂基本テキスト上巻P25~)。そのため、解答は×になります。
なお、生活保護制度には「補足性の原理」があり、生活保護法第4条第1項において「保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる」と規定されています(2024ユーキャン速習レッスンP424、十訂基本テキスト下巻P473)。