問題54 介護保険における福祉用具について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.使用目的は、利用者の自立した日常生活の支援であり、介護者の負担軽減ではない。
2.貸与する際には、福祉用具専門相談員は、具体的なサービス内容等を記載した福祉用具貸与計画を作成しなければならない。
3.複数の福祉用具を貸与する場合には、通常の貸与価格から減額して貸与することができる。
4.入浴用いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象となる。
5.取付工事の有無にかかわらず、手すりは福祉用具貸与の対象となる。
解答
2、3、4
解説
1.使用目的は、利用者の自立した日常生活の支援であり、介護者の負担軽減ではない。
→×
福祉用具の目的には、①身体の機能を補完する、②生活動作の自立を図る、③安全・安心な暮らしを支えることで生活を活性化させる、④介護者の心身の負担を軽減する、などがあります(2024ユーキャン速習レッスンP380、十訂基本テキスト上巻P556)。そのため、解答は×になります。
2.貸与する際には、福祉用具専門相談員は、具体的なサービス内容等を記載した福祉用具貸与計画を作成しなければならない。
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP384、十訂基本テキスト上巻P557)。
3.複数の福祉用具を貸与する場合には、通常の貸与価格から減額して貸与することができる。
→◯
1人の利用者に複数の福祉用具を貸与する場合、あらかじめ都道府県に届け出ることにより、通常の価格から減額して貸与することができます(2024ユーキャン速習レッスンP385、十訂基本テキスト上巻P572)。そのため、解答は◯になります。
4.入浴用いすなどの入浴補助用具は、特定福祉用具販売の対象となる。
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP383、十訂基本テキスト上巻P565)。
▼特定福祉用具販売の対象の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
福祉用具貸与・特定福祉用具販売の内容について、◯か×で答えなさい
Q1 介護用電動車椅子は、福祉用具貸与の対象となる。
...
5.取付工事の有無にかかわらず、手すりは福祉用具貸与の対象となる。
→×
手すりで、福祉用具貸与の対象となるのは、設置に工事を伴わない据え置きタイプものです(2024ユーキャン速習レッスンP381、十訂基本テキスト上巻P561)。
設置に工事が必要な手すりは、住宅改修の対象となります(2024ユーキャン速習レッスンP387、十訂基本テキスト上巻P576)。そのため、解答は×になります。
▼住宅改修の対象の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
住宅改修の内容について、◯か×で答えなさい
Q1 取付工事が必要なく据え置いて使用する手すりは、住宅改修費の支給対象にはならな...