
解答
2、4、5
解説
→×
皮脂欠乏症では、皮脂を取りすぎないことが大切であるため、ナイロンタオルなどは使わず、石けんの泡をつけたタオルや手で軽くこするようにします(2025ユーキャン速習レッスンP217、十訂基本テキスト下巻P157)。そのため、解答は×になります。
→◯
脳の中心部の脳幹や小脳で脳血管障害が起こると、めまい、ふらつき、頭痛、手足の痺れ、脱力感、言葉が出づらいなどの症状が現れることが多くあります(2025ユーキャン速習レッスンP186、十訂基本テキスト下巻P96)。そのため、解答は◯になります。
→×
糖尿病の薬物療法(インスリン注射や血糖降下薬の内服治療)を行っている場合は、その作用によって(食事によって糖質をとらない場合はなおさら)低血糖となる可能性があり、注意が必要です(2025ユーキャン速習レッスンP208・P273、十訂基本テキスト下巻P141)。そのため、解答は×になります。
なお、インスリンは血液中からブドウ糖を細胞内に取り込む働きをするホルモンで、ブドウ糖をエネルギーとして利用するために必要不可欠です。このインスリンの働きが不足すると、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が慢性的に高くなり、糖尿病となります。
→◯
関節リウマチは、原因不明の全身における免疫異常によって髄膜炎を起こすことにより、さまざまな症状が現れる疾患です。
初期の症状としては、朝の手指の関節のこわばり、関節の腫れ・痛み(左右非対称に出現し、初期には手指、手関節、肘などに多い)、熱感などがみられます。
進行すると手、肘、肩、股、膝関節の変形・拘縮が起こり、全身症状(発熱、体重減少、易疲労感など)も現れます。内臓障害が合併した悪性関節リウマチに発展するものもあります。
そのため、身体に負担をかけないための配慮(装具・ベッドの使用・いすなどの使用、重い物を持たないなど)が必要となり、解答は◯になります(2025ユーキャン速習レッスンP192・P193、十訂基本テキスト下巻P117)。
→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP195、十訂基本テキスト下巻P121)。
そのため、骨粗鬆症の予防・治療、転倒の防止、転倒しても骨折しにくい環境の構築(ヒップ・プロテクターの装着、床材の変更など)が大切になります。
なお、高齢者に多い骨折には、次のものがあります。
●大腿骨頚部骨折
●胸腰椎圧迫骨折
●撓骨遠位端骨折(手首のあたり)
●助骨骨折



