第24回 問題27【令和3年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題 27 バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1.バイタルサインとは、体温、脈拍、血圧、意識レベル及び呼吸である。
2.感染症に罹患しても、発熱がみられないことがある。
3.1分当たりの心拍数60以上を頻脈という。
4.血圧は、160/100mmHg未満を目指すことが推奨されている。
5.口すぼめ呼吸は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)によくみられる。

猫の写真

解答

1、2、5

解説

1.バイタルサインとは、体温、脈拍、血圧、意識レベル及び呼吸である。
→◯

 バイタルサインとは、生命の維持にかかわる最も基本的な情報のことで、医療においては体温、脈拍、血圧、意識レベル、呼吸の5つを指します(2024ユーキャン速習レッスンP218、十訂基本テキスト下巻P68)。そのため、解答は◯になります。

2.感染症に罹患しても、発熱がみられないことがある。
→◯

 高齢者の場合、症状が非定型的になり、発熱の程度と疾患の重症度は必ずしも関連せずに、感染症があっても発熱が見られないこともあります(2024ユーキャン速習レッスンP218、十訂基本テキスト下巻P69)。そのため、解答は◯になります。

3.1分当たりの心拍数60以上を頻脈という。
→×

 頻脈とは、1分当たりの心拍数100以上の場合をいいます(2024ユーキャン速習レッスンP219、十訂基本テキスト下巻P69)。

脈拍の変化と原因
種類 原因
頻脈 100回/分以上 感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症、脱水など
徐脈 60回/分未満 脳出血に伴う迷走神経刺激、薬剤(ジギタリス剤など)の副作用、甲状腺機能低下症、洞不全症候群、心臓の刺激伝達系の異常(房室ブロックなど)など
不整脈 脈拍の結滞(脈拍が欠けること)やリズムの乱れ 心室性期外収縮、上室性期外収縮、心房細動など

※期外収縮とは、通常のタイミングより早期に生じる電気的刺激により、心臓が余分に収縮するものをいう。心房や房室接合部から生じるものが上室期外収縮、心室から生じるものが心室期外収縮。
4.血圧は、160/100mmHg未満を目指すことが推奨されている。
→×

 日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」では、65~74歳の前期高齢者では診療室血圧130/80mmHg未満を目指します。
 隠れた合併症の多い75歳以上の高齢者では、まず診療室血圧140/90mmHg未満を目指して、忍容性(薬の副作用に耐えられる性質)があれば130/80mmHg未満を目指すことが推奨されています(2024ユーキャン速習レッスンP219、十訂基本テキスト下巻P70)。そのため、解答は×になります。

高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)

5.口すぼめ呼吸は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)によくみられる。
→◯

 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合、息を吐くときに口をすぼめると、気管支内の圧力が高くなり、気管支の閉塞を防ぐことができて呼吸が楽になります(2024ユーキャン速習レッスンP199・P221、十訂基本テキスト下巻P73・P147~)。そのため、解答は◯になります。

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