解答
3、4
解説
→×
高齢者の低栄養は、血清アルブミン値、BMI、体重減少、上腕周囲長、食事摂取量などによって評価・判定をします(2024ユーキャン速習レッスンP222、十訂基本テキスト下巻P75・P362)
BMI (Body Mass Index) |
体重kg÷(身長m×身長m) 肥満:25以上 低体重:18.5未満 |
体重減少 | 6か月間で2~3kg以上の減少 または 6か月間で3%以上の減少 |
血清アルブミン値 | 3.6g/dL以下で骨格筋の消耗が始まっている可能性あり |
上腕周囲長 | 男性で20cm未満、女性で19cm未満
※下腿周囲長も低栄養の指標に用いられる
|
食事摂取量の減少 | 1食当たり1/3程度の量に落ちたり、1日2食程度が続いている |
なお、高齢になるとエネルギー消費が少なくなり、食欲が低下しがちです。また、加齢によって消化器も機能低下してきます。こうしたことから、高齢者では低栄養が問題になります(2024ユーキャン速習レッスンP178、十訂基本テキスト下巻P8)。
→×
腎機能が低下すると高値になるのは、血清クレアチニン(Cr)と血中尿素窒素(BUN)です(2024ユーキャン速習レッスンP223、十訂基本テキスト下巻P75)。これらは腎機能の指標として有効です。そのため、解答は×になります。
→◯
設問のとおりです(選択肢1の解説を参照)
→◯
胸部X線検査は、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患〔COPD〕、肺がんなど)、心疾患の診断に有用です(2024ユーキャン速習レッスンP225、十訂基本テキスト下巻P77・P78)。
検査 | 診断・発見 |
---|---|
胸部X線検査 | 呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患〔COPD〕、肺がんなど)、心疾患 |
腹部X線検査 | 腸閉塞(イレウス)、消化管穿孔、尿管結石 |
頭部CT検査 | 脳血管障害、頭部外傷 |
→×
間欠熱とは、急激な発熱と解熱を繰り返すことをいいます(2024ユーキャン速習レッスンP218、十訂基本テキスト下巻P69)。そのため、解答は×になります。
なお、解熱せずに持続する発熱を、
状態 | 疑われる疾患 | |
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解熱せずに発熱が持続する。1日の変動が1度以内。 | 肺炎、感染性心内膜炎、腫瘍熱など。 | |
間欠熱 | 急激な発熱と解熱を繰り返す。 | 敗血症、特に中心静脈栄養法を行っている場合はカテーテルからの菌血症。 |
完全に解熱せず、微熱になってまた高温となる。 | 高齢者ではインフルエンザや肺炎、腫瘍熱。 | |
回帰熱 | 有熱期と解熱期を繰り返す。 | 胆道感染症に特徴的 |