第24回 問題32【令和3年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題32 高齢者の精神疾患について適切な者はどれか。3つ選べ。
1.精神症状は定型的でなく、訴えが多彩かつ曖昧なのが特徴である。
2.老年期の抑うつの背景要因としては、社会的役割の喪失などがある。
3.老年期うつ病は、1年後に半数以上が認知症に移行する。
4.アルコール依存症の患者数に占める高齢者の割合は、近年急速に減少している。
5.老年期のアルコール依存症には、若年発祥型と老年発症型がある。

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解答

1、2、5

解説

1.精神症状は定型的でなく、訴えが多彩かつ曖昧なのが特徴である。
→◯

 設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP256、九訂基本テキスト下巻P262)。

2.老年期の抑うつの背景要因としては、社会的役割の喪失などがある。
→◯

 老年期うつ病の発生要因としては、次のものがあげられます(2022ユーキャン速習レッスンP256、九訂基本テキスト下巻P263)。ここに選択肢にある内容が含まれるため、解答は◯になります。

老年期うつ病の発症要因
女性ホルモン・脳内神経伝達物質の異常、脳の血流障害、身体疾患(疾病の罹患)
喪失体験(配偶者や友人などとの死別、仕事からの引退など)
孤独
病前の性格(厳格で良心的、真面目、完璧主義、執着傾向など)の影響
 など

※遺伝の関与は少ないとされている。
3.老年期うつ病は、1年後に半数以上が認知症に移行する。
→×

 老年期うつ病の一部は認知症に移行することがあります(2022ユーキャン速習レッスンP256、九訂基本テキスト下巻P264)。ただし、「1年後に半数以上」というほどではないため、解答は×になります。

4.アルコール依存症の患者数に占める高齢者の割合は、近年急速に減少している。
→×

 アルコール依存症の患者数に占める高齢者の割合は、増加しています。そのため、解答は×になります。

5.老年期のアルコール依存症には、若年発祥型と老年発症型がある。
→◯

 設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP258、九訂基本テキスト下巻P267)。

 なお、老年発症型のアルコール依存症は、身体的老化、喪失体験や社会的孤立などの環境変化によって発症します。
 若年発症型のアルコール依存症は、アルコール依存の家族歴や遺伝的要因を有することが多くあります。

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