解答
1、4、5
解説
→◯
心不全や喘息による呼吸困難の場合、臥位(寝た状態)よりも、起座位または半座位での呼吸(起座呼吸)の方が症状が楽になるという特徴があります(2024ユーキャン速習レッスンP284、十訂基本テキスト上巻P184)。そのため、解答は◯になります。
→×
心筋梗塞の自覚症状は、激しくて長引く前胸部の痛みと締めつけ感が典型的ですか。しかし、高齢者の場合は自覚症状が非特異的で、痛みを感じないこともあり、発見や診断が遅れることがあるため注意が必要です(2024ユーキャン速習レッスンP194、十訂基本テキスト下巻P122)。そのため、解答は×になります。
→×
脚の骨折で高齢者に多いのは、大腿骨頚部骨折です(2024ユーキャン速習レッスンP211、十訂基本テキスト下巻P121)。そのため、解答は×になります。
なお、高齢者に多い骨折には、次のものがあります。
●大腿骨頚部骨折
●胸腰椎圧迫骨折
●撓骨遠位端骨折(手首のあたり)
●助骨骨折
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP181・P200、十訂基本テキスト下巻P13)。
→◯
設問のとおりで、心不全の症状には浮腫があります(2024ユーキャン速習レッスンP196、十訂基本テキスト下巻P126)。
なお、心不全の症状は、労作時の息切れ、呼吸困難、食欲低下、浮腫、尿量低下などから、肺水腫やショック状態となる重篤なものまで、重症度によりさまざまです(2024ユーキャン速習レッスンP196、十訂基本テキスト下巻P126)。
高齢者の場合は、症状が活動性の低下、見当識障害、認知症の症状として出現し、見過ごされやすいので注意が必要です。