問題40 高齢者の臨死期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.つじつまの合わないことを言う場合も、それを否定せずに対応する。
2.反応がないように見えても、いつもどおりの声かけをする。
3.息苦しさが楽になるように、常にベッドを平らにする。
4.口腔内の保湿や清潔を保つ。
5.急変時の対応は、そのときに考えればよい。
解答
1、2、4
解説
1.つじつまの合わないことを言う場合も、それを否定せずに対応する。
→◯
→◯
設問のような場合も否定せずに、安心できるような会話で対応するようにします(2024ユーキャン速習レッスンP291、十訂基本テキスト下巻P332)。
2.反応がないように見えても、いつもどおりの声かけをする。
→◯
→◯
聴覚は最期まで保たれると言われているため、いつもどおりの声かけをして安心感を与えるようにします(2024ユーキャン速習レッスンP291、十訂基本テキスト下巻P332)。
3.息苦しさが楽になるように、常にベッドを平らにする。
→×
→×
ベッドの角度を調整し、頭を少し高くすると横隔膜が下がり、肺が広がりやすくなって呼吸が楽になることが多くあります(2024ユーキャン速習レッスンP291、十訂基本テキスト下巻P332)。
4.口腔内の保湿や清潔を保つ。
→◯
→◯
臨死期には唇や口腔内が乾燥するため、うがいや、口腔内用ウェットティッシュで拭くなどして、保湿と清潔を保つようにします(2024ユーキャン速習レッスンP291、十訂基本テキスト下巻P333)。
5.急変時の対応は、そのときに考えればよい。
→×
→×
急変時にも適切に対応できるよう、あらかじめ在宅療養支援診療所や24時間体制の訪問看護事業所などと連携しておきます(2024ユーキャン速習レッスンP289、十訂基本テキスト下巻P317~)。