第24回 問題42【令和3年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題42 指定訪問リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
1.指定訪問介護事業等の従業者に対し、介護の工夫に関する指導を行うことができる。
2.リハビリテーション会議の構成員には、指定居宅サービスの担当者も含まれる。
3.介護報酬上、サービスの提供回数に限度はない。
4.訪問看護ステーションの理学療法士がサービスを提供した場合は、訪問リハビリテーションに分類される。
5.対象者は、通院でのリハビリテーションが困難な利用者である。

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解答

1、2、5

解説

1.指定訪問介護事業等の従業者に対し、介護の工夫に関する指導を行うことができる。
→◯

 設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP301、十訂基本テキスト上巻P488・P489)。

2.リハビリテーション会議の構成員には、指定居宅サービスの担当者も含まれる。
→◯

 リハビリテーション会議は、「利用者とその家族の参加を基本としつつ、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護支援専門員、居宅サービス計画の原案に位置付けた指定居宅サービス等の担当者その他の関係者により構成される会議」とされています(2024ユーキャン速習レッスンP301、十訂基本テキスト上巻P488・P489)。そのため、解答は◯になります。

3.介護報酬上、サービスの提供回数に限度はない。
→×

 訪問リハビリテーションの介護報酬は、「20分以上サービスを提供した場合を1回とする」、「1週間に6回を限度」とされています(2024ユーキャン速習レッスンP301)。そのため、解答は×になります。

4.訪問看護ステーションの理学療法士がサービスを提供した場合は、訪問リハビリテーションに分類される。
→×

 まず、訪問リハビリテーション事業者の指定を受けることができるのは、病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院です(2024ユーキャン速習レッスンP299、十訂基本テキスト上巻P482)。ここに訪問看護ステーションは含まれません。

 訪問看護ステーションは訪問看護事業者の指定を受けることになります(2024ユーキャン速習レッスンP293、十訂基本テキスト上巻P477)。したがって、訪問看護ステーションの理学療法士が利用者宅を訪問して行うリハビリテーションは、訪問看護となります。そのため、解答は×になります。

5.対象者は、通院でのリハビリテーションが困難な利用者である。
→◯

 訪問リハビリテーション費は、「通院が困難な者に対して、指定訪問リハビリテーション事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が、計画的な医学管理を行っている医師の指示に基づき、指定訪問リハビリテーションを行った場合に算定する」とされています(「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準」の「4 訪問リハビリテーション費」)。そのため、解答は◯になります。

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