第24回 問題53【令和3年度 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

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問題53 介護保険における短期入所生活介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成しなければならない。
2.短期入所生活介護計画は、利用期間にかかわらず作成しなければならない。
3.短期入所生活介護計画の内容については、利用者及びその家族に説明を行えば、利用者の同意を得る必要はない。
4.短期入所生活介護計画の記録は、その完結の日から2年間保存しなければならない。
5.利用者が連続して30日を超えて指定短期入所生活介護を受けている場合には、30日を超える日以降については短期入所生活介護費は算定できない。

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解答

4、5

解説

1.短期入所生活介護計画は、居宅サービス計画を作成した介護支援専門員が作成しなければならない。
→×

 短期入所生活介護計画は、事業所の管理者が作成します。
 なお、介護の提供にかかる計画等の作成に関し経験のある者や、介護の提供について豊富な知識・経験を有する者にそのとりまとめを行わせるものとし、事業所に介護支援専門員がいる場合は、その者に当該計画のとりまとめを行わせることが望ましいとされています(2024ユーキャン速習レッスンP372、十訂基本テキスト上巻P520)。そのため、解答は×になります。

2.短期入所生活介護計画は、利用期間にかかわらず作成しなければならない。
→×

 短期入所生活介護の入所が相当期間(おおむね4日以上)の利用者については、(既に居宅サービス計画が作成されている場合は、それに沿って)短期入所生活介護計画を作成しなければならないとされています(2024ユーキャン速習レッスンP372、十訂基本テキスト上巻P520)。そのため、解答は×になります。

3.短期入所生活介護計画の内容については、利用者及びその家族に説明を行えば、利用者の同意を得る必要はない。
→×

 短期入所生活介護計画の内容については、利用者とその家族に説明して、利用者の同意を得る必要があります(2024ユーキャン速習レッスンP372、十訂基本テキスト上巻P520)。そのため、解答は×になります。

4.短期入所生活介護計画の記録は、その完結の日から2年間保存しなければならない。
→◯

 設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP104、十訂基本テキスト上巻P437)。

5.利用者が連続して30日を超えて指定短期入所生活介護を受けている場合には、30日を超える日以降については短期入所生活介護費は算定できない。
→◯

 短期入所サービスの利用は、連続30日が限度とされています(2024ユーキャン速習レッスンP373)。それを超えた分については保険給付されず、全額が利用者負担になるため、解答は◯になります。

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