第25回 問題4【令和4年度 ケアマネ試験 介護支援分野】

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問題4 2019(令和元)年度の第1号被保険者の状況について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.前期高齢者数は、後期高齢者数の3倍を超えている。
2.3,000万人を超えている。
3.要介護及び要支援の認定者が占める割合は、40%を超えている。
4.要介護及び要支援の認定者のうち、要介護3以上の者が占める割合は、50%を超えている。
5.保険給付費のうち、居宅サービス及び地域密着型サービスが占める割合は、50%を超えている。

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解答

2、5

解説

 この設問の選択肢1~5の内容は、厚生労働省が公表している「令和元年度 介護保険事業状況報告(年報)」(以下、「報告」)が元になっています。

令和元年度 介護保険事業状況報告(年報)について紹介しています。
1.前期高齢者数は、後期高齢者数の3倍を超えている。
→×

 報告では、第1号被保険者(65歳以上)の数は、令和元年度末現在で3,555万人となっています。
 このうち、前期高齢者(65歳以上75歳未満)は1,726万人、後期高齢者(75歳以上)は1,829万人で、第1号被保険者に占める割合は、それぞれ48.5%、51.5%となっています。そのため、解答は×になります。

2.3,000万人を超えている。
→◯

 設問のとおりです(選択肢1の解説を参照)。

3.要介護及び要支援の認定者が占める割合は、40%を超えている。
→×

 報告では、要介護・要支援認定を受けた者(認定者)の数は、令和元年度末現在で669万人となっています。このうち、第1号被保険者は656万人、第2号被保険者は13万人となっています。

 そして、選択肢1の解説にあるように、第1号被保険者の数は、令和元年度末現在で3,555万人となっています。

 したがって、第1号被保険者のうち認定者が占める割合は、18.4%となります。そのため、解答は×になります。

4.要介護及び要支援の認定者のうち、要介護3以上の者が占める割合は、50%を超えている。
→×

 選択肢3の解説にあるように、第1号被保険者のうち認定者が占める割合は18.4%です。
 この内訳は、軽度(要支援1~要介護2)が12.1%、重度(要介護3~5)が6.3%となっています。そのため、解答は×になります。

5.保険給付費のうち、居宅サービス及び地域密着型サービスが占める割合は、50%を超えている。
→◯

 設問のとおりです。

 なお、第2号被保険者も含めた給付費の内訳は、居宅サービスが50.0%、地域密着型サービスが17.1%、施設サービスが32.9%となっています。

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