問題60 生活保護制度について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.保護は、要保護者の年齢別、性別、健康状態等を考慮して行うものとする。
2.実施機関は、都道府県知事、市長及び福祉事務所を管理する町村長である。
3.生活保護費は、最低生活費に被保護者の収入額を加算して支給される。
4.福祉用具の利用は、生活扶助の対象である。
5.生活保護の申請は、要保護者、その扶養義務者又はその他の同居の親族が行うことができる。
解答
1、2、5
解説
1.保護は、要保護者の年齢別、性別、健康状態等を考慮して行うものとする。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP4254、十訂基本テキスト下巻P474)。
2.実施機関は、都道府県知事、市長及び福祉事務所を管理する町村長である。
→◯
→◯
設問のとおりです(十訂基本テキスト下巻P473)。
3.生活保護費は、最低生活費に被保護者の収入額を加算して支給される。
→×
→×
生活保護費は、最低生活費から被保護者の収入額を差し引いた額が支給されます。つまり、被保護者は自らの収入を活用し、そのうえで最低生活費に足りない分が生活保護から支給される(補足性の原則)ということです(2024ユーキャン速習レッスンP424、十訂基本テキスト下巻P474)。そのため、解答は×になります。
4.福祉用具の利用は、生活扶助の対象である。
→×
→×
福祉用具は、介護扶助の対象です(2024ユーキャン速習レッスンP425、十訂基本テキスト下巻P476)。そのため、解答は×になります。
▼介護扶助の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
生活保護制度と介護保険制度の関係について、◯か×で答えなさい
Q1 生活保護受給者である介護保険の第1号被保険者の介護保険料は...
5.生活保護の申請は、要保護者、その扶養義務者又はその他の同居の親族が行うことができる。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP424、十訂基本テキスト下巻P473)。