第28回 問題12【令和7年度 ケアマネ試験 介護支援分野】

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問題12 介護予防・日常生活支援総合事業の一般介護予防事業に含まれるものとして正しいものはどれか。2つ選べ。
1.権利擁護業務
2.介護予防把握事業
3.認知症総合支援事業
4.介護給付等費用適正化事業
5.地域リハビリテーション活動支援事業

猫の写真

解答

2、5

解説

 総合事業の一般介護予防事業の内容は、次のようなものです(2025ユーキャン速習レッスンP112、十訂基本テキスト上巻P151)。

一般介護予防事業
対象者
第1号被保険者(認定を受けた者も、認定を受けていない者も、基本チェックリストに該当した者も、基本チェックリストに該当していない者も含む)
※第1号被保険者の支援のための活動に、65歳未満の者が参加することも可能。
介護予防把握事業 地域の実情に応じて収集した情報などの活用により、閉じこもりなどの何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動へつなげる。
介護予防普及啓発事業 介護予防活動の普及・啓発を行う。
地域介護予防活動支援事業 地域における住民主体の介護予防活動の育成・支援を行う。
一般介護予防事業評価事業 介護保険事業計画に定める目標値の達成状況などの検証を行い、一般介護予防事業の事業評価を行う。
地域リハビリテーション活動支援事業 地域における介護予防の取組を機能強化するために、通所、訪問、地域ケア会議、サービス担当者会議、住民運営の通いの場などへのリハビリテーション専門職等の関与を促進する。

 ここに、選択肢「2.介護予防把握事業」と「5.地域リハビリテーション活動支援事業」が含まれるため、これらの解答は○になります。

 「1.権利擁護業務」と「3.認知症総合支援事業」は、包括的支援事業に含まれるものです(2025ユーキャン速習レッスンP114~、十訂基本テキスト上巻P151・P161)。そのため、解答は×になります。

 「4.介護給付等費用適正化事業」は、任意事業に含まれるものです(2025ユーキャン速習レッスンP115、十訂基本テキスト上巻P151・P162)。そのため、解答は×になります。

総合事業・包括的支援事業・任意事業の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
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