
解答
2、3、4
解説
→×
在宅経管栄養法では、カテーテル交換の頻度や、交換を行う場所などについて、医師の指示内容を確認しておく必要があります(2025ユーキャン速習レッスンP277、十訂基本テキスト下巻P55)。そのため、解答は×になります。
→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP279、十訂基本テキスト下巻P59)。
なお、ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマ(ウロストミー)があります。
消化管ストーマは、大腸がんや潰瘍性大腸炎などのために肛門から排泄ができない場合につくられます。結腸ストーマ(コロストミー)や回腸ストーマ(イレオストミー)があります。
尿路ストーマは、膀胱がんや前立腺がんで尿路が変更になった場合、脊椎損傷などによる神経因性膀胱機能不全などの場合に造設されます。腎ろう、膀胱ろうなどがあります。
→◯
気管切開を伴った人工呼吸療法の場合、感染対策として気管カニューレや吸引チューブの扱い、気管切開部の管理、手洗い、手袋の使用について理解しておく必要があります(2025ユーキャン速習レッスンP279、十訂基本テキスト下巻P56)。そのため、解答は◯になります。
| 非侵襲的陽圧換気法(NPPV) | 専用のマスクを使用して行う方法。
※「非侵襲的」は「生体を傷つけないような」という意味。NPPV:non-invasive positive pressure ventilation
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| 侵襲的陽圧換気法(IPPV) | 気管切開などによって行う方法。
※IPPV:invasive positive pressure ventilation。特に、気管切開によって行う方法を「TPPV:tracheostomy positive pressure ventilation」という。
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→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP278、十訂基本テキスト下巻P56)。
具体的には、アラームの確認、バッテリー内蔵の吸引器、手動式・足踏み式の吸引器、予備バッテリー、アンビューバッグ(手動式の人工呼吸器)の手技の習得などがあげられます。
→×
糖尿病の薬物療法(インスリン注射や血糖降下薬の内服治療)を行っている場合は、その作用によって(食事によって糖質をとらない場合はなおさら)低血糖となる可能性があり、注意が必要です(2025ユーキャン速習レッスンP208・P273、十訂基本テキスト下巻P141)。そのため、解答は×になります。
なお、インスリンは血液中からブドウ糖を細胞内に取り込む働きをするホルモンで、ブドウ糖をエネルギーとして利用するために必要不可欠です。このインスリンの働きが不足すると、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が慢性的に高くなり、糖尿病となります。



