認定調査【一問一答 ケアマネ試験対策】

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認定調査について、◯か×で答えなさい

Q1 市町村は、新規認定調査を指定市町村事務受託法人に委託できる。
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A ◯
 指定市町村事務受託法人には、新規認定にかかる認定調査、および更新・区分変更認定にかかる認定調査も委託できる。
Q2 市町村は、その職員である福祉事務所のケースワーカーや市町村保健センターの保健師に認定調査を行わせることができる。
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A ◯
 市町村は、原則として、市町村の職員に認定調査を行わせる。この市町村の職員には、福祉事務所のケースワーカーや市町村保健センターの保健師も含まれる。
Q3 市町村は、指定居宅介護支援事業者に更新認定の調査を委託できない。
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A ×
 市町村は、更新認定にかかる認定調査を指定居宅介護支援事業者に委託できる。
Q4 市町村は、地域包括支援センターに更新認定の調査を委託できる。
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A ◯
 設問のとおり。
Q5 特定施設入居者生活介護を行う有料老人ホームは、更新認定の調査を受託できる。
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A ×
 有料老人ホームは、認定調査を受託することはできない。
Q6 遠隔地に居住する被保険者の申請に係る調査は、その被保険者の住む市町村に調査を嘱託できる。
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A ◯
 設問のとおり。
Q7 認定調査票の具体的な調査項目及び様式は、保険者である市町村の条例に定められている。
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A ×
 国が全国一律で定める。
Q8 認定調査票の基本調査項目には、精神・行動障害に関連する項目が含まれる。
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A ◯
 設問のとおり。
Q9 認定調査票の基本調査項目には、特別な医療に関連する項目が含まれる。
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A ◯
 設問のとおり。
Q10 認定調査票の基本調査項目には、主たる介護者に関連する項目が含まれる。
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A ×
 認定調査票の基本調査項目に、設問のような項目はない。


ポイント解説

認定調査の実施・委託

 新規認定にかかる認定調査は、調査の適正化を図る観点から、原則として(委託せずに)市町村職員が行います(被保険者が遠隔地に居住している場合は、その被保険者の住む市町村に調査を嘱託することができます)。
 ただし例外的に、市町村は指定町村事務受託法人に対して、新規認定にかかる認定調査を委託することができます。また、指定町村事務受託法人には、更新認定と区分変更認定にかかる認定調査も委託することができます。

 更新認定と区分変更認定にかかる認定調査は、指定居宅介護支援事業者、地域密着型介護老人福祉施設、介護保険施設、地域包括支援センター、介護支援専門員のうち、指定基準の利益の収受・供与の禁止の規定に違反したことのない者に委託することができます。

 以上を表にまとめると、次のようになります。

認定調査を行うことができる者
新規認定にかかる認定調査
・市町村職員(福祉事務所のケースワーカーや市町村保健センターの保健師など)

(市町村からの委託)
・指定市町村事務受託法人
更新認定と区分変更認定にかかる認定調査
・市町村職員

(市町村からの委託)
・指定市町村事務受託法人
・指定居宅介護支援事業者、地域密着型介護老人福祉施設、介護保険施設、地域包括支援センター、介護支援専門員(これらのうち、指定基準の利益の収受・供与の禁止の規定に違反したことのない者)

認定調査の基本調査の項目

 これは、次のようになります。

身体機能・起居動作に関連する項目
生活機能に関連する項目
認知機能に関連する項目
精神・行動障害に関連する項目
社会生活への適応に関連する項目
特別な医療に関する項目
日常生活自立度に関連する項目
項目の詳細
概況調査の項目
Ⅰ 調査実施者(記入者)
実施日時、実施場所、記入者氏名・所属機関
Ⅱ 調査対象者
過去の認定(初回・2回め以降)、前回認定結果、対象者氏名・生年月日・住所、家族等連絡先など
Ⅲ 現在受けているサービスの状況・頻度
介護保険のサービス、介護保険給付外の在宅サービス、施設など
Ⅳ 調査対象者の家族状況、調査対象者の居住環境(外出が困難になるなど日常生活に支障となるような環境の有無)、日常的に使用する機器・器械の有無などについて特記すべき事項
 
基本調査の項目
1 身体機能・起居動作に関連する項目
1-1 麻痺等の有無 1-2 拘縮の有無 1-3 寝返り 1-4 起き上がり 1-5 座位保持 1-6 両足での立位保持 1-7 歩行 1-8 立ち上がり 1-9 片足での立位 1-10 洗身 1-11 つめ切り 1-12 視力 1-13 聴力
2 生活機能に関連する項目
2-1 移乗 2-2 移動 2-3 えん下 2-4 食事摂取 2-5 排尿 2-6 排便 2-7 口腔清潔 2-8 洗顔 2-9 整髪 2-10 上衣の着脱 2-11 ズボン等の着脱 2-12 外出頻度
3 認知機能に関連する項目
3-1 意思の伝達 3-2 毎日の日課を理解 3-3 生年月日や年齢を言う 3-4 短期記憶 3-5 自分の名前を言う 3-6 今の季節を理解する 3-7 場所の理解 3-8 徘徊 3-9 外出すると戻れない
4 精神・行動障害に関連する項目
4-1 被害的になる(物を盗られたなど) 4-2 作話 4-3 感情が不安定になる(泣いたり、笑ったりが不安定) 4-4 昼夜逆転がある 4-5 しつこく同じ話をする 4-6 大声を出す 4-7 介護に抵抗する 4-8 落ち着きがない(「家に帰る」と言うなど) 4-9 一人で外に出たがり目が離せない 4-10 いろいろなものを集めたり、無断でもってくる 4-11 物を壊したり、衣類を破いたりする 4-12 ひどい物忘れ 4-13 意味もなく独り言や独り笑いをする 4-14 自分勝手に行動する 4-15 話がまとまらず、会話にならない
5 社会生活への適応に関連する項目
5-1 薬の内服 5-2 金銭の管理 5-3 日常の意思決定 5-4 集団への不適応 5-5 買い物 5-6 簡単な調理
6 特別な医療に関する項目
6 過去14日間に受けた特別な医療 【処置内容】 1.点滴の管理 2.中心静脈栄養 3.透析 4.ストーマ(人工肛門)の処置 5.酸素療法 6.レスピレーター(人工呼吸器) 7.気管切開の処置 8.疼痛の看護 9.経管栄養 【特別な対応】 10.モニター測定(血圧、心拍、酸素飽和度等) 11.じょくそうの処置 【失禁への対応】 12.カテーテル(コンドームカテーテル、留置カテーテル、ウロストーマ等)
7 日常生活自立度に関連する項目
7-1 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度) 7-2 認知症高齢者の日常生活自立度
 
特記事項の項目
1 身体機能・起居動作に関連する項目についての特記事項
2 生活機能に関連する項目についての特記事項
3 認知機能に関連する項目についての特記事項
4 精神・行動障害に関連する項目についての特記事項
5 社会生活への適応に関連する項目についての特記事項
6 特別な医療に関する項目についての特記事項
7 日常生活自立度に関連する項目についての特記事項
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