介護支援専門員の基本姿勢【一問一答 ケアマネ試験対策】

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介護支援専門員の基本姿勢について、◯か×で答えなさい

Q1 介護支援専門員は、感受性、観察力、洞察力をもって要介護者等の人権を擁護する。
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A ◯
 人権の尊重は、介護支援専門員の基本倫理のひとつ。介護支援専門員は利用者の人権を擁護し、身近な代弁者となる。
Q2 介護支援専門員は、利用者に誤りのないサービス選択を促すために、専門職としての意見を先に述べるようにする。
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A ×
 主体性の尊重は、介護支援専門員の基本倫理のひとつ。介護支援専門員は、利用者が感情や意思を表現できるようにし、誤りのない自己決定を促すために助言をする。
Q3 サービスの公平性を確保するために、要介護度が同一の者には、均等にサービスを配分すべきである。
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A ×
 公平性は、介護支援専門員の基本倫理のひとつ。サービス利用における公平性とは、サービスを均等に配分することではなく、それぞれのニーズに応じて適切に利用できるようにすること
Q4 介護サービス事業者との連携により良質な介護サービスが提供できることから、同一法人の介護サービス事業所でサービスが提供されるように配慮しなければならない。
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A ×
 中立性は、介護支援専門員の基本倫理のひとつ。介護支援専門員はサービス提供機関との関係において、中立性を保つ必要がある。また、利用者とその家族などの関係者間においても、中立性を保つ必要がある。
Q5 居宅介護支援の利用者とその家族が対立する場合には、利用者を擁護する立場にありながらも中立の立場を保持すべきである。
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A ◯
 Q4の解説にあるように、中立性は介護支援専門員の基本倫理のひとつ。
Q6 利用者に関する個人情報のうちサービスの提供に必要なものについては、利用者の同意の有無にかかわらず、サービス担当者に連絡する。
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A ×
 個人情報の保護は、介護支援専門員の基本倫理のひとつ。利用者の同意なしに、個人情報を漏らしてはならない
Q7 要介護4以上の利用者の場合には、自立支援よりも安静を優先する。
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A ×
 自立支援は介護支援専門員の基本的な視点のひとつであり、利用者が自立できるように支援する。これは、要介護度にはかかわらない。

 なお、介護保険制度の理念も、自立支援である。


ポイント解説

介護支援専門員の基本倫理

人権の尊重 利用者の人権を擁護し、身近な代弁者となる。
主体性の尊重 利用者が感情や意思を表現できるようにし、誤りのない自己決定を促すために助言をする。
公平性 公平性を保つ。サービス利用における公平性とは、サービスを均等に配分することではなく、それぞれのニーズに応じて適切に利用できるようにすること。
中立性 サービス提供機関との関係において、中立性を保つ必要がある。また、利用者とその家族などの関係者間においても、中立性を保つ。
社会的責任 介護支援専門員は、利用者によき友人・隣人ではなく、専門職・職業人としての援助者であり、社会的責任をもって活動する。
個人情報の保護 利用者の同意なしに、個人情報を漏らしてはならない。

介護支援専門員の基本視点

自立支援 利用者が自立できるように支援する。介護保険制度の理念も、自立支援である。
ノーマライゼーション 高齢者も壮年も成年も児童も、障害がある人ももない人も、みんなが普通の生活を送れる地域社会をつくっていくという考え方。
QOL(生活の質) QOL(Quality of Life:生活の質)を高めていくという考え方。
生涯発達 人間は障害を通じて発達し続けていく存在。肉体的には高齢になれば機能は低下するが、人間としての発達には限りがない。
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