相談援助者の職業倫理【一問一答 ケアマネ試験対策】

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相談援助者の職業倫理について、◯か×で答えなさい

Q1 相談援助者は、過度の同情、感情移入、批判などを注意深く回避する。
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A ◯
 クライエントやその家族の感情を温かく受け止め、共感しつつも、怒りや敵意などの感情に巻き込まれずに、情緒的なレベルでの関与を続けることが大切。
Q2 情緒面での反応を確認するために、クライエントの言葉を反復して繰り返すことは大切である。
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A ◯
 設問のとおり。
 また、クライエントにそのときの気分を話すことを促したりすることも、情緒面での反応を確認するために有効。
Q3 クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
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A ◯
 相談援助者は、クライエントの友人や知人ではなく、専門職としての立ち位置で接する必要がある。そうした専門的援助関係と職業倫理の観点から、個人的な興味に基づいて質問するのは不適切。
Q4 相談場面での情報は、相談の目的に照らし、クライエント本人がその必要性を納得する限りにおいて集めることができる。
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A ◯
 Q3の解説にあるように、相談援助者は専門職としての立ち位置で接し、相談の目的のためにのみ情報を集めることができる。
Q5 クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
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A ×
 クライエントの表情、家族の様子、公式資料や他の専門職から得られた情報、訪問の際に観察した事柄などについても、守秘義務の範囲に含まれる。
Q6 個人情報の扱いについてクライエントに説明し、了解を得た上で、訪問介護事業者にクライエントの家族歴、生活歴に関する情報を提供した。
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A ◯
 秘密保持の観点から、クライエントの情報を第三者に提供する場合は、事前に了解を得る必要がある。
Q7 退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
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A ×
 秘密保持の原則は、相談援助者が所属機関を退職した後にも適用される。
Q8 職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
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A ◯
 スーパービジョン(相談援助者が自らの認識や行動について、先輩や上司〔スーパーバイザー〕に相談し、助言を求めること)の実施は、相談援助者が自覚せずに職業倫理違反をしてしまうことの予防につながる。


ポイント解説

バイステックの7原則

 ソーシャルワークの基本的な価値観として、バイステックの7原則があります。

バイステックの7原則
クライエントを個人として捉える(個別化)
クライエントの感情表出を大切にする(意図的な感情の表出)
援助者は自分の感情を自覚し、吟味する(統制された情緒的関与)
クライエントの全人間像の受容
時と場を超えてクライエントに対する非審判的態度
クライエントの自己決定の最大限の尊重
秘密保持

レヴィによるソーシャルワーク専門職の価値観

 レヴィは、ソーシャルワーク専門職の価値観を、次の4つのカテゴリーに分類しています。

レヴィによるソーシャルワーク専門職の価値観
社会的価値
・人権の保障
・人間の尊重
・健康で安全な生活を手に入れる権利
・個人のプライバシー
 など
組織および機関の価値
各組織や機関の
・役割
・機能
・目的に即した、適切で時期を逃さない、また、偏見や差別を排除し、平等で民主的なありよう
 など
専門職としての価値
・営利追求ではなく人間的サービスが焦点であること
・クライエントや関係者のために専門職としての権威や力を公平に積極的かつ創造的に用いること
・方法や技能の有効性、および社会的な政策にかかわるクライエントの意向の代弁
 など
対人援助サービスの価値 バイステックの7原則と多くが共通

 また、ソーシャルワーカーに対する価値観の問いかけとして、第一に「あなたはどのような社会をよしとしますか、第二に、あなたはどのような人間をよしとしますか、第三に、あなたはどのような援助過程をよしとしますか、の3点があげられている。

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