老年症候群(その二)【一問一答 ケアマネ試験対策】

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老年症候群について、◯か×で答えなさい(その二)

Q1 高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良、脳腫瘍などが原因となることがある。
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A ◯
 設問のとおり。
Q2 高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。
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A ×
 高齢者の難聴では、感音性難聴が多い。
Q3 体重減少、疲れやすい、身体活動レベルの低下、握力低下、歩行速度低下の5つの要素のうち、3つ以上あればフレイル(虚弱)と定義される。
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A ◯
 フレイル(虚弱)とは、高齢になって筋力や活動が低下している状態をいう。①体重減少、②歩行速度低下、③握力低下、④疲れやすい、⑤身体活動レベルの低下、のうち3項目以上に該当すればフレイルとみなされる。
Q4 サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は、運動器全体の機能低下をきたすことがある。
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A ◯
 サルコペニア(加齢性筋肉減少症)とは、加齢に伴う骨格筋量の減少、筋力や身体機能の低下のこと。これは、運動器全体の機能低下にもつながる。
Q5 老年症候群に対しては、できる限り安静や臥床が必要である。
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A ×
 安静や臥床ばかりでは、廃用症候群(日常生活の活動性の低下に伴って生じる身体的および精神機能の全般的な低下)になってしまう危険性がある。これを予防するために、できる限り身体を動かすようにする。
Q6 前立腺肥大などによる尿閉が原因で起こるのは、溢流性尿失禁である。
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A ◯
 設問のとおり。
Q7 機能性尿失禁とは、くしゃみ、咳などによって尿がもれることである。
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A ×
 くしゃみや咳などで腹圧が上昇したときに尿が漏れるのは、腹圧性尿失禁

 なお、機能性尿失禁とは、膀胱や尿道の機能は正常だが、認知症や麻痺などのために尿器に排尿できないこと。

Q8 転倒を引き起こす物的環境要因には、敷居などのわずかな室内段差、電気コード類、夜間における足下の照明不良などがある。
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A ◯
 設問のとおり。
Q9 大腿骨頸部骨折の予防には、ヒップ・プロテクターも効果がある。
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A ◯
 設問のとおり。


ポイント解説

高齢者のめまい

回転性のめまい 原因は内耳の障害(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など)の場合が多い。また、アスピリンなどの薬剤や小脳出血が原因となることもある。
眼前暗黒感 原因は起立性低血圧、低血糖、徐脈性不整脈など。
浮動感 原因は薬剤(抗不安薬、睡眠薬、筋弛緩薬など)の服用、小脳疾患、パーキンソン病など。

高齢者にみられる聴覚障害

伝音性難聴 音を伝える部分(外耳や中耳)の障害によるもの。原因は中耳の硬化、感染、耳垢塞栓(耳垢がつまった状態)など。
感音性難聴 音を感じる部分(内耳から大脳)の障害によるもの。原因は、加齢による内耳の感覚細胞の機能低下など。
※高齢者の難聴で多い。
耳鳴り 内耳の感覚細胞の障害。高血圧や糖尿病などで起こることもある。

尿失禁の種類

腹圧性尿失禁 くしゃみや咳などで腹圧が上昇したときに漏れる。尿道が短い女性に多い。
切迫性尿失禁 我慢できずに漏れる。脳血管障害や尿路感染症などが原因。
溢流性尿失禁 膀胱内に多量に溜まって漏れる。前立腺肥大による下部尿路閉鎖、糖尿病性末梢神経障害による膀胱収縮障害などが原因。
機能性尿失禁 膀胱や尿道の機能は正常だが、認知症や麻痺などのために尿器に排尿できない。

大腿骨頸部骨折の予防ポイント

骨折の要因となる骨粗鬆症の早期発見・早期治療
転倒リスクの軽減(身体的要因・環境的要因をなくす)
転倒しても骨折しにくい環境(床材の変更、ヒップ・プロテクターの装着) など
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