消化器・腎臓・尿路の疾患【一問一答 ケアマネ試験対策】

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消化器・腎臓・尿路の疾患について、◯か×で答えなさい

Q1 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする
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A ◯
 設問のとおり。
Q2 胃潰瘍などによる上部消化管出血では、血液が胃液と混じるため、鮮血便になることが多い。
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A ×
 胃や十二指腸から出血があって、血液が胃酸と混ざって酸化すると黒色便(タール便)になる。
Q3 肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられることが多い。
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A ◯
 設問のとおり。
Q4 肝硬変の末期では、血小板数の減少などにより、出血傾向をきたしやすい。
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A ◯
 設問のとおり。
Q5 肝硬変における腹水の貯留の評価には、腹囲や体重の測定が役立つ。
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A ◯
 設問のとおり。
Q6 潰瘍性大腸炎は、発症時に重症であっても、経過観察で完治する。
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A ×
 潰瘍性大腸炎では、直腸から大腸粘膜に連続的に炎症が生じ、大腸全体で潰瘍を起こす。

 症状は粘血便、血便、下痢、腹痛など。重症になると貧血、発熱、食欲不振、体重減少がみられる。こうした症状が寛解と増悪(良くなったり悪くなったり)を繰り返す状態が、長期に渡る。

Q7 慢性腎不全では、全身倦怠感、動悸、頭痛 浮腫などの症状がみられることがある。
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A ◯
 設問のとおり。
Q8 腎不全では、高蛋白質の食品を多めに摂取したほうがよい。
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A ×
 腎不全では、高カロリー食とする。また、たんぱく質、水分、カリウム、食塩を制限する。


ポイント解説

肝炎・肝硬変・肝不全

 肝臓に炎症を生じた状態を肝炎といい、急性肝炎と慢性肝炎があります。慢性肝炎を発症しても、肝機能が保たれているうちは、自覚症状はありません。

 肝炎が持続して肝細胞が壊れ、線維化した状態を肝硬変といいます。

 肝硬変がさらに進行すると、肝不全となり、食欲不振、全身倦怠感、黄疸などの症状が現れます。また、むくみや腹水、出血が止まりにくい、肝性脳症による意識障害などの症状も出現します。

腎不全の原因と症状

急性
腎不全
原因 脱水、心不全、薬剤性(抗生物質、鎮痛薬、利尿薬など)、尿路閉塞など
症状 乏尿、悪心・嘔吐、浮腫、体重増加、動悸、全身倦怠感、痙攣など
慢性
腎不全
急性
増悪
原因 同上
症状
原因 糖尿病、高血圧、糸球体疾患など
症状 全身倦怠感、動悸、頭痛 浮腫、尿量の変化(腎機能の障害の程度で、多尿、乏尿のどちらにもなり得る)など
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