バイタルサインについて、◯か×で答えなさい(その一)
Q1 低体温は、環境要因に加えて、低栄養や甲状腺機能低下症、薬剤による体温調節機能不全で起きる。
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A ◯
低体温は、体温が34℃以下になることをいう。要因としては環境、低栄養、甲状腺機能低下、薬剤などによる体温調節機能不全などがある。
低体温は、体温が34℃以下になることをいう。要因としては環境、低栄養、甲状腺機能低下、薬剤などによる体温調節機能不全などがある。
Q2 高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。
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A ×
高体温は、体温が37℃以上になることをいう。要因としては感染症、悪性腫瘍、膠原病、甲状腺機能亢進症、熱中症、脱水などがある。
高体温は、体温が37℃以上になることをいう。要因としては感染症、悪性腫瘍、膠原病、甲状腺機能亢進症、熱中症、脱水などがある。
Q3 稽留熱では、急激な発熱と解熱を繰り返す。
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A ×
稽留熱(けいりゅうねつ)とは、1日の変動が1度以内で解熱せずに発熱が持続するものをいう。
稽留熱(けいりゅうねつ)とは、1日の変動が1度以内で解熱せずに発熱が持続するものをいう。
Q4 橈骨動脈で脈が触れない場合には、頸動脈や股動脈で脈拍をみる。
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A ◯
脈拍は通常、手首の親指の付け根にある橈骨(とうこつ)動脈で測定する。血圧が低く、脈が触れない場合は、頸動脈や股動脈で脈拍をみる。
脈拍は通常、手首の親指の付け根にある橈骨(とうこつ)動脈で測定する。血圧が低く、脈が触れない場合は、頸動脈や股動脈で脈拍をみる。
Q5 脈の結滞(拍動が欠けること)は、健常高齢者でもよくみられる。
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A ◯
脈拍の結滞(脈拍が欠けること)は、健常者でもよくみられるため、頻度が高くなければ通常は問題にならない。
脈拍の結滞(脈拍が欠けること)は、健常者でもよくみられるため、頻度が高くなければ通常は問題にならない。
Q6 心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
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A ×
期外収縮とは、通常のタイミングより早期に生じる電気的刺激により、心臓が余分に収縮するものをいう。心房や房室接合部から生じるものが上室期外収縮、心室から生じるものが心室期外収縮。これらによって、不整脈となることが多くある。
期外収縮とは、通常のタイミングより早期に生じる電気的刺激により、心臓が余分に収縮するものをいう。心房や房室接合部から生じるものが上室期外収縮、心室から生じるものが心室期外収縮。これらによって、不整脈となることが多くある。
健康な人でもアルコール、睡眠不足、疲労、ストレスなどが誘因となってよくみられるが、頻度が高くなければ通常は問題にはならない。
Q7 脱水では、徐脈がみられる。
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A ×
脱水、感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症などでみられるのは、頻脈(心拍数が100回/分以上)。
脱水、感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症などでみられるのは、頻脈(心拍数が100回/分以上)。
なお、徐脈(60回/分未満)は、脳出血に伴う迷走神経刺激、薬剤(ジギタリス剤など)の副作用、甲状腺機能低下症、洞不全症候群、心臓の刺激伝達系の異常(房室ブロックなど)などでみられる。
Q8 一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。
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A ◯
設問のとおり。
設問のとおり。
Q9 大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある。
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A ◯
大動脈疾患や進行した動脈硬化、片麻痺の場合、左右の上肢で血圧に差がみられることがあるため、左右どちらでも血圧測定をする必要がある。
大動脈疾患や進行した動脈硬化、片麻痺の場合、左右の上肢で血圧に差がみられることがあるため、左右どちらでも血圧測定をする必要がある。
Q10 血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
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A ◯
上腕の拘縮などにより、上腕での血圧測定が難しい場合は、膝窩動脈(ひざの後ろを通る動脈)や後脛骨動脈(内側のくるぶしの後ろを通る動脈)での血圧測定が行われる。
上腕の拘縮などにより、上腕での血圧測定が難しい場合は、膝窩動脈(ひざの後ろを通る動脈)や後脛骨動脈(内側のくるぶしの後ろを通る動脈)での血圧測定が行われる。
ポイント解説
熱型
状態 | 疑われる疾患 | |
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解熱せずに発熱が持続する。1日の変動が1度以内。 | 肺炎、感染性心内膜炎、腫瘍熱など。 | |
間欠熱 | 急激な発熱と解熱を繰り返す。 | 敗血症、特に中心静脈栄養法を行っている場合はカテーテルからの菌血症。 |
完全に解熱せず、微熱になってまた高温となる。 | 高齢者ではインフルエンザや肺炎、腫瘍熱。 | |
回帰熱 | 有熱期と解熱期を繰り返す。 | 胆道感染症に特徴的 |
脈拍の変化と原因
種類 | 原因 | |
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頻脈 | 100回/分以上 | 感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症、脱水など |
徐脈 | 60回/分未満 | 脳出血に伴う迷走神経刺激、薬剤(ジギタリス剤など)の副作用、甲状腺機能低下症、洞不全症候群、心臓の刺激伝達系の異常(房室ブロックなど)など |
不整脈 | 脈拍の結滞(脈拍が欠けること)やリズムの乱れ | 心室性期外収縮、上室性期外収縮、心房細動など
※期外収縮とは、通常のタイミングより早期に生じる電気的刺激により、心臓が余分に収縮するものをいう。心房や房室接合部から生じるものが上室期外収縮、心室から生じるものが心室期外収縮。
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