バイタルサイン(その二)【一問一答 ケアマネ試験対策】

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バイタルサインについて、◯か×で答えなさい(その二)

Q1 意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
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A ×
 バイタルサインは、生命の維持にかかわる最も基本的な情報のことで、医療においては体温、脈拍、血圧、意識レベル、呼吸の5つを指す。
Q2 昏睡とは、刺激がないと眠ってしまう状態である。
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A ×
 昏睡とは、自発的運動がなく、痛覚刺激にも反応しない意識レベル。

意識レベル
清明 正常な意識状態
傾眠 刺激がないと眠ってしまう
昏迷 強い刺激でかろうじて開眼
半昏睡 ときどき体動がみられる
昏睡 自発的運動がなく、痛覚刺激にも反応しない
Q3 高齢者は、一般に、若年者と比べ、1回換気量は低下する。
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A ×
 高齢者の1回の換気量(吸入または呼出される空気量)は、一般成人と比べて違いはない。

 なお、高齢者の場合、残気量(息を最大限に吐き出した後に肺に残る空気量)は増加し、肺活量(息を最大限に吸い込んでから吐き出せる空気量)は低下する。

Q4 頻呼吸は、発熱や心不全、呼吸器疾患でみられ、除呼吸は、糖尿病性ケトアシドーシスや脳卒中による昏睡でみられる。
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A ◯
 頻呼吸は、呼吸回数が25回/分以上で1回の換気量が減る状態のこと。これは、発熱や心不全、呼吸器疾患などでみられる。

 除呼吸は、呼吸回数が9回/分以下の状態のこと。これは、糖尿病性ケトアシドーシスや脳卒中による昏睡などでみられる。

Q5 チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫藍色になることである。
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A ◯
 チアノーゼ とは、皮膚や粘膜が青紫色である状態をいう。 呼吸状態の悪化などにより、血液中の酸素濃度が低下すると、爪床や口唇周囲に現れる。
Q6 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。
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A ×
 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合、息を吐くときに口をすぼめると、気管支内の圧力が高くなり、気管支の閉塞を防ぐことができて呼吸が楽になる。
Q7 下顎呼吸は、慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者でよくみられる。
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A ×
 慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の特徴的な症状は、慢性の咳と痰、労作時呼吸困難(歩行時や階段昇降時などの呼吸困難)。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
呼吸器の疾患について、◯か×で答えなさい Q1 慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、気管支拡張薬や吸入ステロイド薬が使用される。...

 なお、下顎呼吸(顎だけが弱々しく動く呼吸)は、臨終が近いことを意味する

Q8 チェーンストークス呼吸では、小さい呼吸から徐々に大きい呼吸となり、その後徐々に小さい呼吸となって、一時的な呼吸停止を伴う呼吸状態を繰り返す。
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A ◯
 チェーンストークス呼吸は、小さな呼吸→大きな呼吸→小さな呼吸→一時的に無呼吸、という呼吸を30秒から2分くらいの周期で繰り返すもの。

 チェーンストークス呼吸は、脳血管障害や心不全などでみられる。

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