検査値(その二)【一問一答 ケアマネ試験対策】

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検査値について、◯か×で答えなさい(その二)

Q1 糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1~2時間の血糖レベルを反映している。
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A ×
 ヘモグロビンA1c(糖化ヘモグロビン、HbA1c)は、糖がヘモグロビンと結合している割合を示すもの。これは、過去1~2か月の平均的な血糖レベルを反映している。
Q2 血色素の基準値は、性別で異ならない。
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A ×
 血色素(Hb)の基準値(基準範囲)は、性別によって基準値が異なる(男性では13.1~16.3、女性では12.1~14.5とされている)。
Q3 CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になる。
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A ◯
 CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症や細胞破壊が起こると血液中に増加する。そのため、炎症や細胞破壊が起こる疾患(感染症、がん、膠原病、心筋梗塞など)の進行度・重症度の指標として有用。

 ちなみに、肺炎血球が持つC多糖体に反応することから、この名称が付けられた。

Q4 24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
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A ×
 24時間心電図(ホルター心電図)は、携帯用の小型心電計を装着して、日常生活を送りながら24時間の心電図を記録するもの。臥床(ベッドなどに寝た状態)である必要はない。
Q5 狭心症は、症状がなくても心電図により必ず診断できる。
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A ×
 狭心症は、発作がおさまって症状がないときには、心電図での異常はみられないことが多くある
Q6 胸部X線検査は、結核などの呼吸器系疾患だけでなく、うっ血性心不全などの心疾患の診断にも有用である。
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A ◯
 胸部X線検査は、胸部にある臓器(肺、心臓、大動脈など)の異常をX線によって調べる検査。検査結果によって疑える疾患には、心不全による心拡大や胸水貯留、肺がん、結核、肺炎、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがある。

 なお、うっ血性心不全とは、心臓のポンプ機能が損なわれて血液を十分に送り出すことができず、血液の滞留(うっ血)などが起こるもの。肺や抹消組織でむくみが生じたり、息苦しさや疲れやすさなど感じるようになる。

Q7 尿検査は、糖尿病や腎臓病だけでなく、尿路感染症の診断にも有用である。
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A ◯
 尿検査では、尿糖や尿たんぱくなどを調べる。糖尿病や腎臓病のスクリーニングとして、また尿路感染症の診断にも重要な役割を果たす。


ポイント解説

X線検査・CT検査(コンピュータ断層撮影法)

検査 診断・発見
胸部X線検査 呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患〔COPD〕、肺がんなど)、心疾患
腹部X線検査 腸閉塞(イレウス)、消化管穿孔、尿管結石
頭部CT検査 脳血管障害、頭部外傷
MRI:トンネル状の装置内に強力な磁場を発生させ、その中で身体に電波を照射することで、身体の断面を画像にする方法。
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