褥瘡への対応【一問一答 ケアマネ試験対策】

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褥瘡への対応について、◯か×で答えなさい

Q1 褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある。
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A ◯
 設問のとおり(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
Q2 褥瘡は、大転子部には発症しにくい。
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A ×
 大腿骨大転子は、褥瘡が起こりやすい部位(好発部位)のひとつ(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
Q3 感覚障害のある在宅療養者は、褥瘡が生じやすい。
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A ◯
 感覚障害や麻痺があると、皮膚の圧迫に気づかずに、褥瘡になりやすい。
Q4 寝たきりで関節拘縮のある場合には、特定の部位に圧力が集中して褥瘡が生じやすいので、体圧分散寝具を使用するのがよい。
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A ◯
 設問のとおり。
Q5 エアーマット等の除圧効果のある予防用具を用いた場合には、体位変換を行う必要はない。
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A ×
 褥瘡の予防においては、エアーマットやクッションなどで体圧を分散させたうえで、体位変換や栄養管理、皮膚の清潔などの配慮をすることが大切。
Q6 褥瘡予防のための皮膚のマッサージを行う際には、血液の循環を促すため、発赤部位について特に丁寧に行う必要がある。
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A ×
 発赤の部分へのマッサージは、皮膚にダメージを与えてしまうため、行ってはならない。
Q7 褥瘡がある場合には、症状が悪化するため、入浴は避ける。
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A ×
 褥瘡の要因には発汗や失禁などによる湿潤、不潔、皮膚疾患などがあり、これらを予防するため、また血行を促す意味でも、入浴は有効。
Q8 再発や新たな部位への発生を予測するためには、褥瘡のリスクアセスメントを行うことが有効である。
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A ◯
 利用者の置かれている状況をアセスメントし、褥瘡の発生要因と比較することで、褥瘡が発生するリスクを予想して予防に役立てることができる。
Q9 褥瘡は、一般に感染を伴うことが多く、敗血症の原因となることもある。
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A ◯
 褥瘡がある場合、患部から細菌が侵入して感染症になることが多くあり、敗血症(感染症による細菌が血液中に侵入し〔菌血症〕、増殖して全身で炎症反応がみられる状態)となることもある。
Q10 褥瘡ができた直後から約1~2か月の時期を急性期と呼ぶ。
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A ×
 褥瘡ができた直後から1、2週間の時期を急性期、それ以降を慢性期という。設問の内容は慢性期に該当する。


ポイント解説

褥瘡の発生要因

全身的要因 低栄養、脱水、痩せた体格、骨突出、浮腫、骨粗鬆症や糖尿病などの疾患、免疫機能が低下して感染症になりやすくなる薬剤(抗がん剤、ステロイドなど)の使用、知覚麻痺、意識障害、失禁など
局所的要因 加齢による皮膚の脆弱化、摩擦、皮膚の湿潤(発汗や失禁などによる)、不潔、皮膚疾患など。
社会的要因 介護力の不足、知識や技術の不足など。

褥瘡の好発部位

仰臥位(仰向け) 後頭部、肩甲骨部、肘関節部、仙骨部(腰)、踵骨部(かかと)
側臥位 耳介部、肩鎖関節部、側胸部、大転子部(太股の付け根)、膝関節外側部、足関節外果部(外側のくるぶし)
腹臥位(うつ伏せ) 頬部、耳介部、肩鎖関節部、乳部、陰部、膝関節部、趾尖し せん部(つま先)
ファーラー位
後頭部、肩甲骨部、仙骨部、臀部、踵骨部

※ファーラー位:仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45°程度起こした半座位のこと。
座位(車いす) 肩甲骨部、肘関節部、臀部
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