認知症の症状とステージについて、◯か×で答えなさい
Q1 中核症状には、記憶障害、見当識障害などがある。
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A ◯
設問のとおり(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
設問のとおり(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
Q2 BPSD(認知症の行動・心理状態)では、周囲の人々を驚かせたり、理解できない行動や言動を示したりすることが多い。
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A ◯
BPSDには徘徊、暴力・暴言など、周囲の人々が驚いて理解が難しい行動や言動がある(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
BPSDには徘徊、暴力・暴言など、周囲の人々が驚いて理解が難しい行動や言動がある(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
Q3 BPSDは、住環境などの環境因子の影響は受けない。
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A ×
BPSDは、脳のダメージだけでなく、個人因子(生い立ち、職歴など)や環境因子(住環境、ケアの状況など)の影響を強く受ける(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
BPSDは、脳のダメージだけでなく、個人因子(生い立ち、職歴など)や環境因子(住環境、ケアの状況など)の影響を強く受ける(詳しくは、後述の「ポイント解説」を参照)。
Q4 BPSDには、がん性疼痛が原因のこともある。
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A ◯
設問のとおり。
設問のとおり。
Q5 BPSDは、一般に認知症が進行するほど重症化する。
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A ×
認知症は、おおまかに①初期/軽度、②中期/中等度、③進行期/重度、④終末期という4ステージに分けられ、ステージによって出現するBPSD(認知症の行動・心理症状)の内容が変化する。
また、BPSD(認知症の行動・心理症状)の重症度は人によっても異なり、中核症状の進行と必ずしも一致ししない。
認知症は、おおまかに①初期/軽度、②中期/中等度、③進行期/重度、④終末期という4ステージに分けられ、ステージによって出現するBPSD(認知症の行動・心理症状)の内容が変化する。
また、BPSD(認知症の行動・心理症状)の重症度は人によっても異なり、中核症状の進行と必ずしも一致ししない。
Q6 認知症の初期では、ADLの低下がみられ、進行するとIADLの低下が起こってくる。
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A ×
初期における症状は健忘が中心で、IADL(金銭管理、買い物、服薬管理など)に障害がみられるが、基本的ADLは保たれる。
初期における症状は健忘が中心で、IADL(金銭管理、買い物、服薬管理など)に障害がみられるが、基本的ADLは保たれる。
ポイント解説
認知症の症状
中核症状 | 脳のダメージに直接起因する症状 |
注意障害、記憶障害、見当識障害、言語障害、遂行機能障害、認知障害(空間認知・視覚認知・社会的認知〔社会脳〕) | |
BPSD(認知症の行動・心理症状) | 脳のダメージだけでなく、個人因子(生い立ち、職歴など)や環境因子(住環境、ケアの状況など)の影響を強く受ける症状 |
・行動症状:徘徊、暴力・暴言、収集、拒否、脱抑制、執拗な質問など
・心理症状:幻覚、妄想、うつ、意欲や自発性などの低下(アパシー)、不安など
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認知症のステージ
初期/軽度 | 健忘が中心。IADL(金銭管理、買い物、服薬管理など)に障害がみられるが、基本的ADLは保たれる。 |
中期/中等度 | 聞いたことをすぐ忘れる。基本的ADLに支援が必要になる(簡単な食事の用意ができない、服を順番に渡す必要があるなど)。 |
進行期/重度 | 認知機能障害が重度となる(着衣失効〔服の袖に腕を通すことが困難〕など)。失語症によりコミュニケーションが難しくなる。運動機能が衰える。排尿コントロールが難しくなる。 |
終末期 | 寝たきりになる。発語はほとんどない。尿便失禁。嚥下困難。 |