認知症の治療・家族支援・介護技法【一問一答 ケアマネ試験対策】

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認知症の治療・家族支援・介護技法について、◯か×で答えなさい

Q1 認知機能が低下している場合には、本人への治療方法の説明は省略する。
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A ×
 治療方法の説明は、患者の理解力に応じて、適切に行われる必要がある。特に、患者の認知機能や理解力が低下している場合は、治療に伴って必要となる努力や我慢などの具体的な補足をして、理解しやすくすることが大切。
Q2 認知症治療薬には、錠剤以外にも経皮吸収型などがあり、経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。
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A ◯
 設問のとおり。

 なお、経皮吸収型の認知症治療薬として、リバスチグミンがある。経皮吸収型では、発赤やかゆみが生じることがある。

Q3 アルツハイマー型認知症の治療薬は、易怒性などの興奮性BPSD(認知症の行動・心理症状)を悪化させる可能性がある。
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A ◯
 アルツハイマー型認知症の治療薬として用いられる薬剤の中には、活力を増強する一方、副作用として、易怒性などの興奮性BPSD(認知症の行動・心理症状)を悪化させる可能性があるものがある。
Q4 BPSD(認知症の行動・心理症状)がある場合には、漢方薬は使用しない。
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A ×
 神経症などに適応する抑肝散という漢方薬は、興奮性BPSD(認知症の行動・心理症状)に対して効果があると言われている。
Q5 非薬物療法を行う場合の原則は、精神的安定を図ることである。
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A ◯
 非薬物療法には回想法、リアリティ・オリエンテーション、音楽療法、アニマルセラピーなどがあり、いずれの技法においても精神的安定を図ることが大切となる。

 より具体的には、①楽しくかかわる、②コミュニケーションで安心を与える、③認知症の人が役割をもつことで生きがいが生まれる、④褒め合うことで喜びが生まれ、意欲が高まる、⑤失敗しない支援で自尊心が守られる、など。

Q6 「認知症カフェ」は、認知症の人の家族に対する支援の取り組みの1つであり、専門職にとっては、認知症の人やその家族の状況を把握できる場である。
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A ◯
 設問のとおり。

 なお、「認知症カフェ」は認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)において普及が掲げられている。

認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
Ⅰ 認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進
認知症の人の視点に立って認知症への社会の理解を深めるキャンペーンの実施
認知症サポーターの養成と活動の支援
・認知症サポーターの人数:1,200万人
学校教育等における認知症の人を含む高齢者への理解の推進

Ⅱ 認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
本人主体の医療・介護等の徹底
発症予防の推進
早期診断・早期対応のための体制整備
・かかりつけ医認知症対応力向上研修の受講者数(累計):7,500万人
・認知症サポート医養成研修の受講者数(累計):10,000万人
行動・心理症状(BPSD)や身体合併症等への適切な対応
認知症の人の生活を支える介護の提供
人生の最終段階を支える医療・介護等の連携
医療・介護等の有機的な連携の推進

Ⅲ 若年性認知症施策の強化

Ⅳ 認知症の人の介護者への支援
認知症の人の介護者の負担軽減
・認知症カフェ等の設置・普及:地域の実情に応じて認知症地域支援推進員等が企画するなど、認知症の人が集まる場や認知症カフェなどの認知症の人や家族が集う取組みを2020年度までに全市町村に普及させる。
介護者たる家族等への支援
介護者の負担軽減や仕事と介護の両立

Ⅴ 認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
生活の支援(ソフト面)
生活しやすい環境(ハード面)の整備
就労・社会参加支援
安全確保

Ⅵ 認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進

Ⅶ 認知症の人やその家族の視点の重視
認知症の人の視点に立って認知症への社会の理解を深めるキャンペーンの実施(再掲)
初期段階の認知症の人のニーズ把握や生きがい支援
認知症施策の企画・立案や評価への認知症の人やその家族の参画

<終わりに>
・認知症高齢者等にやさしい地域の実現には、国を挙げた取組みが必要。
・認知症への対応に当たっては、常に一歩先んじて何らかの手を打つという意識を、社会全体で共有していかなければならない。
・認知症高齢者等にやさしい地域は、決して認知症の人だけにやさしい地域ではない。
・認知症への対応は今や世界共通の課題。
・本戦略の進捗状況は、認知症の人やその家族の意見を聞きながら随時点検。
・医療・介護サービス等の提供に関し、個々の資源の整備に係る数値目標だけでなく、これらの施策のアウトカム指標の在り方についても検討し、できる限りの定量的評価を目指す。
Q7 認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
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A ◯
 設問のとおり。
Q8 パーソン・センタード・ケア(PCC)は、介護者の効率を優先し、薬物療法等の医療を中心とした認知症のケアである。
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A ×
 従来の認知症に対するケアは、介護者の効率を優先したものだった。
 これに対し、イギリスのトム・キットウッドが提唱したパーソン・センタード・ケア(PCC)は、「その人らしさをケアの中心として、本人の意向に沿い、本人の尊厳を傷つけないようなケア(一方的な「与えるケア」ではなく、双方向の「心の通うケア」)」というもの。
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