予防接種・施設で多い感染症【一問一答 ケアマネ試験対策】

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予防接種・施設で多い感染症について、◯か×で答えなさい

Q1 インフルエンザワクチンの接種は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)により呼吸機能が低下している場合でも推奨される。
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A ◯
 慢性疾患のある高齢者がインフルエンザウイルスに感染すると、肺炎などを伴って重症化する可能性があるため、インフルエンザワクチンが推奨される。
Q2 高齢者は、肺炎球菌ワクチンを毎年接種しなければならない。
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A ×
 肺炎球菌ワクチンは、65際以上の高齢者の定期接種ワクチン。この定期接種の機会は1回のみとされている。
 なお、肺炎球菌感染症は、重い合併症(気管支炎、肺炎、敗血症など)を起こすことがある。
Q3 水痘、麻疹、風疹及びB型肝炎は、ワクチンで予防可能な感染症である。
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A ◯
 設問のとおり。

 なお、事業所・施設に新しい職員が入る場合、ワクチンで予防可能な感染症(水痘、麻疹、風疹、B型肝炎)の既往歴や予防接種の状況、抗体価(体内にある抗体の量の指標)を確認する。抗体がない場合は、予防接種を勧める。

Q4 敗血症の主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態などである。
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A ◯
 敗血症とは、感染症による細菌が血液中に侵入し(菌血症)、増殖して全身で炎症反応がみられる状態のこと。主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態、乏尿、呼吸困難など。
Q5 ノロウイルス感染症では、下痢などの症状がなくなれば、感染力もなくなる。
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A ×
 ノロウイルス感染者の便や吐瀉物からノロウイルスが排出される便や吐瀉物からノロウイルスが排出されるので、そこからの二次感染に注意する必要がある。
Q6 ノロウイルス感染者の嘔吐物処理に際しては、汚染した場所をアルコール綿で拭き取ればよい。
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A ×
 ノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が高く、アルコール消毒では効果がない。アルコールではなく、0.5%次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
 その際には、使い捨てのマスク、ガウン、手袋を着用し、窓を開けて換気する(マスクについては、ノロウイルス感染者の嘔吐物から飛沫感染することもあるため、その予防の意味もある)。
Q7 施設入所者の咽頭培養でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が陽性の場合は、症状がなくても隔離する必要がある。
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A ×
 MRSAの保菌者(症状のない者)の場合は、感染が広がる可能性が低いので、隔離の必要はない。

 MRSAの感染者(咳やくしゃみ、発熱、下痢などの症状が出ている者)は、隔離する必要がある。

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