問題11 財政安定化基金について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.市町村は、財政安定化基金を設けるものとする。
2.その財源の負担割合は、国2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1である。
3.財政安定化基金から生ずる収入は、すべて財政安定化基金に充てなければならない。
4.その財源には、第2号被保険者の保険料も充当する。
5.給付費の増大により市町村の介護保険財政に不足が見込まれる場合には、必要な額を貸し付ける。
解答
3、5
解説
1.市町村は、財政安定化基金を設けるものとする。
→×
→×
財政安定化基金を設置するのは都道府県です(2024ユーキャン速習レッスンP136、十訂基本テキスト上巻P72)。そのため、解答は×になります。
2.その財源の負担割合は、国2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1である。
→×
→×
財政安定化基金の財源は、国、都道府県、市町村がそれぞれ3分の1ずつ負担します(2024ユーキャン速習レッスンP136、十訂基本テキスト上巻P72)。そのため、解答は×になります。
3.財政安定化基金から生ずる収入は、すべて財政安定化基金に充てなければならない。
→◯
→◯
設問のとおりです(介護保険法第147条第7項)。
4.その財源には、第2号被保険者の保険料も充当する。
→×
→×
財政安定化基金の財源のうち、市町村が負担する分は、第1号保険料が財源となっています(2024ユーキャン速習レッスンP136、十訂基本テキスト上巻P72)。そのため、解答は×になります。
5.給付費の増大により市町村の介護保険財政に不足が見込まれる場合には、必要な額を貸し付ける。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP136、十訂基本テキスト上巻P72)。
なお、財政安定化基金では、財政不足の市町村に対して「貸与」と「交付」を行います。これは「貸与」→「交付」という順番です。市町村介護保険事業計画の計画期間(3年間)において、1年度目と2年度目には「貸与」され、最後の3年度目に「交付」されます。
▼財政安定化基金の「貸与」と「交付」の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
財政安定化基金について、◯か×で答えなさい
Q1 市町村は、財政安定化基金を設けるものとする。
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