第24回 問題34【令和3年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題34 高齢者にみられる疾病・病態について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.誤嚥性肺炎の予防には、嚥下機能のみを維持すればよい。
2.大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい。
3.薬の副作用によるふらつきにより、転倒を起こすことがある。
4.排泄物による皮膚の湿潤が加わることで、褥瘡が生じやすくなる。
5.褥瘡ができた直後から約1~2か月の時期を急性期と呼ぶ。

猫の写真

解答

2、3、4

解説

1.誤嚥性肺炎の予防には、嚥下機能のみを維持すればよい。
→×

 誤嚥性肺炎の予防には、嚥下機能の維持だけでなく、口腔内の清潔を保ち、動かせる状態を保つことも大切となります。これらがオーラルフレイル(口腔機能の軽微な低下や食の偏りなど)の予防になり、誤嚥性肺炎の発症を防ぐことにもつながります(2022ユーキャン速習レッスンP232、九訂基本テキスト下巻P406)。

 また、口腔内に細菌が繁殖していると、それを飲食物などと一緒に誤嚥した場合に、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高くなります。そのため、口腔内を清潔にすることは、誤嚥性肺炎の予防に有効です(2022ユーキャン速習レッスンP232、九訂基本テキスト下巻P104)。

 こうしたことから、解答は×になります。

2.大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい。
→◯

 設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP211、九訂基本テキスト下巻P122)。

 なお、高齢者に多い骨折には、次のものがあります。

大腿骨頚部骨折
胸腰椎圧迫骨折
撓骨遠位端骨折(手首のあたり)
助骨骨折

3.薬の副作用によるふらつきにより、転倒を起こすことがある。
→◯

 設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP179・P269、九訂基本テキスト下巻P165)。

4.排泄物による皮膚の湿潤が加わることで、褥瘡が生じやすくなる。
→◯

 設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP226、九訂基本テキスト下巻P393)。

褥瘡の発生要因
全身的要因 低栄養、脱水、痩せた体格、骨突出、浮腫、骨粗鬆症や糖尿病などの疾患、免疫機能が低下して感染症になりやすくなる薬剤(抗がん剤、ステロイドなど)の使用、知覚麻痺、意識障害、失禁など
局所的要因 加齢による皮膚の脆弱化、摩擦、皮膚の湿潤(発汗や失禁などによる)、不潔、皮膚疾患など。
社会的要因 介護力の不足、知識や技術の不足など。
褥瘡への対応の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
褥瘡への対応について、◯か×で答えなさい Q1 褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある...
5.褥瘡ができた直後から約1~2か月の時期を急性期と呼ぶ。
→×

 褥瘡ができた直後から1、2週間の時期を急性期、それ以降を慢性期といいます(九訂基本テキスト下巻P155)。設問の内容は慢性期に該当するため、解答は×になります。

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