解答
1、2、5
解説
→◯
サルコペニア(加齢性筋肉減少症)とは、加齢に伴う骨格筋量の減少、筋力や身体機能の低下のことをいいます(2024ユーキャン速習レッスンP180、十訂基本テキスト下巻P11・P86~)。
サルコペニアの簡便なスクリーニング指標として「指輪っかテスト」という方法があります。これは、両手の親指と人差し指で輪っかをつくり、それを物差しとして、ふくらはぎの最大部分を締め付けない程度に囲うというものです。これにより、ふくらはぎの骨格筋量を「囲めない」、「ちょうど囲める」、「隙間ができる」という3段階で評価します。「隙間ができる」となった人は、四肢の骨格筋量の低下、食事摂取量の低下、口腔機能の衰え、共食の機会の少なさなどが強く目立って認められています。
→◯
フレイル(虚弱)とは、高齢になって筋力や活動が低下している状態をいいます。健康と要介護状態の中間的な段階で、①体重減少、②歩行速度低下、③握力低下、④疲れやすい、⑤身体活動レベルの低下、のうち3項目以上に該当すればフレイルとみなされます(2024ユーキャン速習レッスンP180、十訂基本テキスト下巻P11・P83~)。
→×
ロコモティブシンドロームとは、運動器の機能低下により、要介護状態になるリスクの高くなった状態のことをいいます(十訂基本テキスト下巻P83)。そのため、解答は×になります。
→×
「平成22年国民生活基礎調査の概況」によると、要支援となった主な原因は、多い順に「高齢による衰弱」の15.2%、「関節疾患」の19.4%、「転倒・骨折」の12.7%、「心疾患」の6.1%、「認知症」の3.7%となっています。そのため、解答は×になります。
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP256、十訂基本テキスト下巻P20)。