第26回 問題28【令和5年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
問題28 検査について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
2.AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。
3.ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。
4.尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。
5.CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。

猫の写真

解答

1、2、4

解説

1.腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
→◯

 設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP222、九訂基本テキスト下巻P75)。

2.AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。
→◯

 AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPは肝細胞に多く含まれている酵素で、肝細胞が破壊されると血液中に放出されて、血液中の値が上昇します。これは、肝・胆道疾患の指標となります(2024ユーキャン速習レッスンP222・P223、九訂基本テキスト下巻P75)。

 ただし、AST(GOT)は、肝臓以外の疾患(心臓疾患、筋疾患、溶血性疾患)でも上昇します。そのため、解答は◯になります。

検査項目・指標となる疾患
AST(GOT) 上昇 肝・胆道疾患、心臓疾患、筋疾患、溶血性疾患
※溶血:赤血球が破壊されること。
ALT(GPT) 上昇 特に肝・胆道疾患
γ-GTP 上昇 脂肪肝、アルコール性肝炎
3.ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。
→×

 ヘモグロビンA1c(糖化ヘモグロビン、HbA1c)は、糖がヘモグロビンと結合している割合を示すものです。これは、(採血時ではなく)過去1~2か月の平均的な血糖レベルを反映しています(2024ユーキャン速習レッスンP224、九訂基本テキスト下巻P76)。そのため、解答は×になります。

4.尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。
→◯

 尿検査では、尿糖や尿たんぱくなどを調べます。糖尿病や腎臓病のスクリーニングとして、また尿路感染症の診断にも重要な役割を果たします(2024ユーキャン速習レッスンP225、九訂基本テキスト下巻P78)。そのため、解答は◯になります。

5.CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。
→×

 CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症や細胞破壊が起こると血液中に増加します(2024ユーキャン速習レッスンP224、九訂基本テキスト下巻P77)。そのため、解答は×になります。

 このことから、CRP(C反応性たんぱく質)は炎症や細胞破壊が起こる疾患(感染症、がん、膠原病、心筋梗塞など)の進行度・重症度の指標として有用です。

 ちなみに、肺炎血球が持つC多糖体に反応することから、この名称が付けられました。

トップへ戻る