問題46 面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、円滑なコミュニケーションのために重要である。
2.相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要である。
3.クライエントが長く沈黙している場合には、話し始めるまで待たなければならない。
4.面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要である。
5.傾聴とは、クライエントの支援計画を立てることである。
解答
1、2、4
解説
1.面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、円滑なコミュニケーションのために重要である。
→◯
→◯
円滑なコミュニケーションが可能となるよう、阻害要素を軽減することが大切になります(2025ユーキャン速習レッスンP352、十訂基本テキスト下巻P441)。そのため、解答は◯になります。
物理的雑音 | 大きな音や耳障りな音、不適切な温度、汚れた空気、悪臭、不適切な光の強さや照り返し、滑りやすい床、硬いいすなど |
身体的雑音 | 疾病による視覚や言語の障害、話し言葉の障害、身体障害によりコミュニケーションが妨げられている場合、入れ歯や補聴器が不適切な場合など |
心理的雑音 | 心理的防衛機能(自己概念が脅かされたときや、自分自身が破壊されたり傷ついたりしたときに無意識に働く) |
社会的雑音 | エイジズムなどの偏見・誤解、地域や周囲の風習・噂、支援的でない文化や風土 |
2.相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要である。
→◯
→◯
設問のとおりです。
なお、事態の明確化にはクローズドクエスチョンを用いるのが有効です(2025ユーキャン速習レッスンP353、十訂基本テキスト下巻P445)。
クローズド クエスチョン (閉じられた質問) |
●「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問。
●クライエントの語る内容を明確化し、焦点を当てることが可能。
●頻回に用いると、クライエントの意向を制限してしまうことにもなる。
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オープン クエスチョン (開かれた質問) |
●クローズドクエスチョンでない質問。
●クライエント自身の選択や決定による答えを見つけることを促すことができる。
●重複する質問、「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、クライエントの戸惑いを増幅させてしまいがち。
●「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、聞く側の「納得できない」という気持ちを含むため、クライエントが防衛的になってしまいがち。
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3.クライエントが長く沈黙している場合には、話し始めるまで待たなければならない。
→×
→×
クライエントの沈黙を通して伝わるメッセージもあるため、注意深く配慮する必要があります(2025ユーキャン速習レッスンP352、十訂基本テキスト下巻P443)。そのため、解答は×になります。
4.面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要である。
→◯
→◯
設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP354、十訂基本テキスト下巻P446)。
5.傾聴とは、クライエントの支援計画を立てることである。
→×
→×
傾聴とは、クライエントの話す内容と思い、クライエントや家族の固有の価値観に積極的に耳を傾け、その価値観に基づいて、全容をあるがままに受け止めることです(2025ユーキャン速習レッスンP352、十訂基本テキスト下巻P442)。そのため、解答は×になります。
なお、支援計画を立てることを「プランニング」といいます。