第26回 問題47【令和5年度 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

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問題47 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
2.支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
3.ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
4.アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
5.送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。

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解答

1、2

解説

1.個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
→◯

 設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP342~、九訂基本テキスト下巻P414~)。

2.支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
→◯

 設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP342~、九訂基本テキスト下巻P414~)。

3.ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
→×

 心理学の用語としての「ラポール」は、援助者とクライエントの心が通じ合い、信頼し合って、相手を受け入れている状態をいいます(九訂基本テキスト下巻P430)。そのため、解答は×になります。

4.アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
→×
5.送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。
→×

 これらは説明が逆になっています。
 つまり、「アドボカシーとは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うこと」で、「送致とは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないときに、他機関へ紹介すること」ということです(九訂基本テキスト下巻P416)。そのため、これらの解答は×になります。

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