問題47 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
2.支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
3.ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
4.アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
5.送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。
解答
1、2
解説
1.個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP342~、十訂基本テキスト下巻P418~)。
2.支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
→◯
→◯
設問のとおりです(2024ユーキャン速習レッスンP342~、十訂基本テキスト下巻P418~)。
3.ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
→×
→×
心理学の用語としての「ラポール」は、援助者とクライエントの心が通じ合い、信頼し合って、相手を受け入れている状態をいいます(十訂基本テキスト下巻P434)。そのため、解答は×になります。
4.アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
→×
→×
5.送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。
→×
→×
これらは説明が逆になっています。
つまり、「アドボカシーとは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うこと」で、「送致とは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないときに、他機関へ紹介すること」ということです(十訂基本テキスト下巻P420)。そのため、これらの解答は×になります。