第27回 問題29【令和6年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題29 リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
1.利用者の残存能力をできる限り活かす。
2.急性期及び回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持することも重要である。
3.廃用による筋力低下や筋委縮の予防には、趣味や余暇活動への参加は効果がない。
4.本人が苦痛を感じなければ、同じ姿勢で安静臥床を続けることが望ましい。
5.変形性膝関節症は、歩行障害の原因となることがある。

猫の写真

解答

1、2、5

解説

1.利用者の残存能力をできる限り活かす。
→◯

 残存能力を積極的に使い、可能なかぎり自立を促します(2026ユーキャン速習レッスンP294、十訂基本テキスト下巻P283)。そのため、解答は◯になります。

2.急性期及び回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持することも重要である。
→◯

 維持的リハビリテーションにより、急性期および回復期に獲得された機能をできるだけ長く維持します。維持的リハビリテーションは、主に介護保険により給付されます(2026ユーキャン速習レッスンP295、十訂基本テキスト下巻P285・P286)。そのため、解答は◯になります。

リハビリテーションの分類
予防的リハビリテーション 要介護となるリスクに対し、早期発見、早期対応を重視した介護予防の取り組みを行う。介護保険の地域支援事業などで行われている。
治療的リハビリテーション 医療保険の対象で、以下の2つがある。

急性期リハビリテーション……急性期病棟において、発症直後から、廃用症候群の予防と、早期からのセルフケアの自立を目的として行われる。
回復期リハビリテーション……回復期リハビリテーション病棟において、機能回復、ADLの向上、早期の社会復帰を目的として行われる。
維持的リハビリテーション 急性期・回復期を経た後に、生活機能を維持・向上するために行われる。
介護保険の対象となる。
終末期リハビリテーション 身体機能の維持や介護負担の軽減、QOLの向上のために行われる。
3.廃用による筋力低下や筋委縮の予防には、趣味や余暇活動への参加は効果がない。
→×

 趣味や余暇活動への参加は、廃用による筋力低下や筋委縮の予防に効果的です(2026ユーキャン速習レッスンP297、十訂基本テキスト下巻P289)。そのため、解答は×になります。

・ADL……日常生活動作:食事、整容、更衣、排せつ、入浴、歩行など。
・IADL……手段的日常生活動作:家事、買い物、金銭管理、趣味活動、公共交通機関の利用、車の運転など。
4.本人が苦痛を感じなければ、同じ姿勢で安静臥床を続けることが望ましい。
→×

 同じ姿勢で安静臥床を続けると、廃用症候群(生活不活発病、日常生活の活動性の低下に伴って生じる身体的および精神機能の全般的な低下状態)になってしまうことがあるため、できる限り身体を動かすことが大切です(2026ユーキャン速習レッスンP210、十訂基本テキスト下巻P290)。そのため、解答は×になります。

5.変形性膝関節症は、歩行障害の原因となることがある。
→◯

 変形性関節症は、関節軟骨がすり減って、関節の骨同士が直に接触してしまうものです。主な症状は、関節の痛みやこわばりです。特に多いのが、膝関節に起こる変形性膝関節症で、これが歩行障害の原因となることもあります(2026ユーキャン速習レッスンP222、十訂基本テキスト下巻P114)。そのため、解答は◯になります。

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