第26回 問題36【令和5年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題36 次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
1.重症の糖尿病性ケトアシドーシスの患者では、異常な呼吸がみられることがある。
2.起座呼吸は、気管支喘息の患者にもみられる。
3.高齢者の肺活量の低下の一因として、肺の残気量の低下がある。
4.在宅酸素療法において、携帯用酸素ボンベの使用に慣れれば、介護支援専門員の判断で酸素流量を設定してよい。
5.簡易酸素マスクで酸素流量が不足する場合は、鼻カニューレに交換する。

猫の写真

解答

1、2

解説

1.重症の糖尿病性ケトアシドーシスの患者では、異常な呼吸がみられることがある。
→◯

 糖尿病性ケトアシドーシスや脳卒中による昏睡などでは、除呼吸(呼吸回数が9回/分以下の状態)がみられます(2024ユーキャン速習レッスンP220、十訂基本テキスト下巻P72)。そのため、解答は◯になります。

 なお、発熱や心不全、呼吸器疾患などでは、頻呼吸(呼吸回数が25回/分以上で1回の換気量が減る状態)がみられます。

2.起座呼吸は、気管支喘息の患者にもみられる。
→◯

 心不全や喘息による呼吸困難の場合、臥位(寝た状態)よりも、起座位または半座位での呼吸(起座呼吸)の方が症状が楽になるという特徴があります(2024ユーキャン速習レッスンP284、十訂基本テキスト上巻P184)。そのため、解答は◯になります。

3.高齢者の肺活量の低下の一因として、肺の残気量の低下がある。
→×

高齢者の場合、残気量(息を最大限に吐き出した後に肺に残る空気量)は増加し、肺活量(息を最大限に吸い込んでから吐き出せる空気量)は低下します(2024ユーキャン速習レッスンP220、十訂基本テキスト下巻P72)。そのため、解答は×になります。

 なお、高齢者の1回の換気量(吸入または呼出される空気量)は、一般成人と比べて違いはありません。

4.在宅酸素療法において、携帯用酸素ボンベの使用に慣れれば、介護支援専門員の判断で酸素流量を設定してよい。
→×

 酸素流量の設定は、医師の指示に基づいて行う必要があります(2024ユーキャン速習レッスンP274、十訂基本テキスト下巻P57)。そのため、解答は×になります。

在宅酸素療法の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
在宅酸素療法・在宅人工呼吸療法について、◯か×で答えなさい Q1 在宅酸素療法は、入院しなければ導入できない。 解答を見...
5.簡易酸素マスクで酸素流量が不足する場合は、鼻カニューレに交換する。
→×

 簡易酸素マスクは主に鼻カニューレでは効果が十分でない場合や、酸素流量が多い場合に用いられます(2024ユーキャン速習レッスンP274、十訂基本テキスト下巻P58)。そのため、解答は×になります。

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