問題39 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1.筋力トレーニングは、糖尿病の予防につながる。
2.大きな負荷で行う筋力トレーニングは、息を止めて行うと安全である。
3.冬の寒い時期の運動中は、汗をかかなくても水分補給が必要である。
4.疾病によるたんぱく質摂取に制限のない高齢者では、その摂取の目標量は1日30gである。
5.喫煙は、脳卒中のリスク因子である。
解答
1、3、5
解説
1.筋力トレーニングは、糖尿病の予防につながる。
→◯
→◯
設問のとおりです。
なお、糖尿病の治療には、運動療法が有効です(2024ユーキャン速習レッスンP184、十訂基本テキスト下巻P143)。
2.大きな負荷で行う筋力トレーニングは、息を止めて行うと安全である。
→×
→×
筋力トレーニングを息を止めて行うと、身体に酸素が行き渡りにくくなったり、血圧が急激に上昇したりするため、呼吸をしながら行うことが大切となります。そのため、解答は×になります。
3.冬の寒い時期の運動中は、汗をかかなくても水分補給が必要である。
→◯
→◯
冬の寒い時期の運動で、たとえ汗をかいていなくても、身体の水分は失われていっているため、こまめな水分補給が大切になります。そのため、解答は◯になります。
4.疾病によるたんぱく質摂取に制限のない高齢者では、その摂取の目標量は1日30gである。
→×
→×
日本人の食事摂取基準によると、1日に必要なたんぱく質の推奨量は、18~64歳の男性は65g、65歳以上は60g、18歳以上の女性は50gとされています。そのため、解答は×になります。
5.喫煙は、脳卒中のリスク因子である。
→◯
→◯
喫煙習慣は、脳卒中の危険因子となるため、留意する必要があります(2024ユーキャン速習レッスンP189、十訂基本テキスト下巻P97)。
▼脳血管障害の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
脳血管障害・筋萎縮性側索硬化症(ALS)について、◯か×で答えなさい
Q1 脳梗塞の予防には、血圧管理のほか、耐糖能低下、脂質...