介護療養型医療施設が廃止されるのは、どうしてですか?

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(2018中央法規ワークブックP339、七訂基本テキスト1巻P156・2巻P536)

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A 介護療養型医療施設が廃止される理由とは

介護と医療のどちらも必要な高齢者のための施設で、費用が高い

 介護療養型医療施設は、介護とともに医療も必要な高齢者が利用するためのものです。そして介護療養型医療施設は、介護老人福祉施設や介護老人保健施設と比べて医師や看護師の数が多いため、その分、利用者1人あたりの費用が高くなります。

入所者の中には医療がほぼ必要ない人もいて、本来の目的が果たされていない

 しかし、介護療養型医療施設の利用者の実態調査結果によると、医療の提供がほとんど必要ない人や、看護師の定時観察だけで済む人がたくさんいることがわかっています。つまり「介護とともに医療を提供する」という本来の目的が果たされておらず、費用だけが無駄に高くなっているということです。

 また、医療保険から報酬が支払われる療養病床との違いがよくわからないという指摘もあります。

介護保険と医療保険の区別を明確に

 こうしたことから、介護が必要な人は介護保険適用の介護老人福祉施設・介護老人保健施設に入所してもらい、医療が必要な人は医療保険適用の病院に入院してもらう、という区別を明確にしようという意見が出ました。こうして、介護療養型医療施設を廃止する方針が固まりました。

介護老人保健施設へ転換

 この廃止を受けて、介護療養型医療施設は介護老人保健施設へ転換することが促されています。そのために、介護療養型医療施設が転換した形態として「介護療養型老人保健施設」が創設されています(2018中央法規ワークブックP331、七訂基本テキスト2巻P518)。

 ですので、介護療養型医療施設の廃止後は、介護療養型老人保健施設へと転換して、サービスを提供することが可能になります。

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