第27回 問題35【令和6年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題35 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1.パルスオキシメーターは、一般に手や足の指先に装着する。
2.自己導尿に用いるカテーテルの消毒は不要である。
3.ネブライザーは、薬剤の投与や気道の加湿のために使われる。
4.在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。
5.ストーマとは、気管切開口のことである。

猫の写真

解答

1、3、4

解説

1.パルスオキシメーターは、一般に手や足の指先に装着する。
→◯

 パルスオキシメーターとは、採血することなく、指先や耳などに検知器(プローブ)を装着するだけで、血中酸素飽和度(SpO2、血液中のヘモグロビンのうち酸素と結びついているヘモグロビンの割合)を測定できる機器のことです。呼吸器疾患や心疾患など、低酸素血症を引き起こしやすい疾患の患者に用いられます(2025ユーキャン速習レッスンP281、十訂基本テキスト下巻P65)。そのため、解答は◯になります。

関連Q&A
 パルスオキシメーターのプローブには、LEDと光センサーが内蔵されています。LEDからは赤色光と赤外光が照射され、それが指先や耳などを透過・反射したものを光センサーで受けるという仕組み。  血液中のヘモグロビンは、酸素と結合している場合と、結合していない場合として、赤色光と赤外光の吸光度が異なります。この性質を利用し、光センサーで受けた透過光・反射光を分析することで、血中酸素飽和度を測定しています。  

静脈血・軟部組織との区別には、脈動を利用している

 ただし、上記のような仕組みだけだと、動脈血だけではなく、静脈血や軟部組織を透過・反射した光も測定してしまうことに…。そこで、動脈血を区別するために、脈動が用いられます。  心臓から送り出された動脈血には、脈動があります。一方、静脈血は緩やかに流れ、脈動はありません。もちろん、軟部組織にも脈動はありません。ですので、透過光・反射光のうち、脈動による変化成分のあるものだけをピックアップすることで、動脈血だけの血中酸素飽和度を測定することが可能になります。  また、この仕組みによって、前述のように脈拍数を測定することもできるというわけです。
2.自己導尿に用いるカテーテルの消毒は不要である。
→×

 在宅自己導尿とは、脊髄疾患や脳血管疾患などで膀胱の収縮力が低下して自然排尿が困難となった場合に、利用者本人または介護者が膀胱内にカテーテルを挿入して排尿する方法です。使用するカテーテルは清潔に保つ必要があり、消毒が必要です(2025ユーキャン速習レッスンP280、十訂基本テキスト下巻P64)。そのため、解答は×になります。

在宅自己導尿の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
ストーマ・バルーンカテーテル・在宅自己導尿・ネブライザーについて、◯か×で答えなさい Q1 人工的に造設した便や尿の排泄口のこ...
3.ネブライザーは、薬剤の投与や気道の加湿のために使われる。
→◯

 ネブライザーは、呼吸器疾患の利用者が霧状にした薬を肺に吸い込んで症状を抑えたり、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器です(2025ユーキャン速習レッスンP280、十訂基本テキスト下巻P63)。そのため、解答は◯になります。

4.在宅酸素療法では、携帯用酸素ボンベを使用して外出することができる。
→◯

 設問のとおりです(2025ユーキャン速習レッスンP277、十訂基本テキスト下巻P57)。

在宅酸素療法の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
在宅酸素療法・在宅人工呼吸療法について、◯か×で答えなさい Q1 在宅酸素療法は、入院しなければ導入できない。 解答を見...
5.ストーマとは、気管切開口のことである。
→×

 ストーマとは、人工的につくった便や尿の排泄口のことです(2025ユーキャン速習レッスンP279、十訂基本テキスト下巻P59)。そのため、解答は×になります。

 なお、ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがあります。
 消化管ストーマは、大腸がんや潰瘍性大腸炎などのために肛門から排泄ができない場合につくられます。結腸ストーマ(コロストミー)や回腸ストーマ(イレオストミー)があります。
 尿路ストーマは、膀胱がんや前立腺がんで尿路が変更になった場合、脊椎損傷などによる神経因性膀胱機能不全などの場合に造設されます。腎ろう、膀胱ろうなどがあります。

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