居宅介護支援と介護予防支援について、10割が保険給付されるのはなぜですか?

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(2024ユーキャン速習レッスンP72、九訂基本テキスト上巻P104)

A 居宅介護支援と介護予防支援について10割が保険給付されるのは

給付率は原則としては9割(8割または7割)だが、居宅介護支援と介護予防支援は例外

 介護保険のサービスを利用した場合、原則としては9割(一定以上の所得がある第1号被保険者は8割または7割)が保険給付されて、利用者負担は1割(同じく2割または3割)になります。ただし、例外的に、居宅介護支援と介護予防支援については10割が給付されて、利用者負担は0円になります。10割が給付されるのは、この2つだけです。

サービスを総合的に提供するために重要なものなので、利用を促進している

 居宅介護支援・介護予防支援のサービス内容は、利用者にアセスメントを実施し、ニーズを把握して、サービス計画を作成し、その後の経過をモニタリングする、というものです。これによって、サービスが総合的・一体的に提供されることになりますので、居宅介護支援と介護予防支援は介護保険制度において非常に重要なサービスと言えます。

 サービス計画の作成は、利用者が自分で行うこともできます。しかし、上記のような居宅介護支援・介護予防支援の機能を活用するため、これらについては10割(全額)を給付し(利用者負担は0円とし)、その利用を促進しています。

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